IT領域のコンサルティングやシステム開発を手がけるフューチャーは、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化する。AI(人工知能)技術が急速に進展する中、顧客ニーズの高度化や技術革新に対応するうえで、既存の取組みでは成長が困難だと判断。

株式を非公開化し、短期的な業績や株式市場の評価に左右されない中長期的視点の投資や経営リソースの最適化、戦略的M&A・アライアンスによる事業基盤の強化などを進める。

金丸恭文会長の資産管理会社であるキーウェスト・ネットワーク(東京都渋谷区)が買付主体となり、TOB(株式公開買い付け)を実施する。

買付代金は約1298億円。買付価格は1株につき2451円で、公表前営業日の終値2340円に対して4.74%のプレミアムを加えた。

買付予定数は5298万8866株で、下限は2337万6700株(所有割合26.34%)。買付期間は2026年7月30日~9月10日までの30営業日。決済の開始日は9月17日。公開買付代理人はSMBC日興証券。

TOBが成立すれば、フューチャーの東証プライム市場への上場は廃止となる。フューチャーはTOBに賛同を表明し、株主に応募を推奨している。

金丸会長が保有するフューチャー株式の一部6.26%はTOBに応募せず、TOB成立後、キーウェスト・ネットワークへの信託譲渡などを経て、キーウェスト・ネットワークがフューチャーの全株式を保有する構図とする。

フューチャーは1989年にフューチャーシステムコンサルティングとして設立した。

2002年に東証1部に上場(2022年4月に東証プライム市場に移行)。2016年に現社名に変更した。

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