小沢は5月から「ひふみよ」というツアーで、全国を駆け回っている真っ最中。実に13年ぶりのツアーだ。この13年間何をしていたのか?ライブで小沢が語ったところでは、ここ数年はともかく世界中(特に南半球)を旅していて、メキシコの砂漠の真ん中の一軒家で数カ月暮らしていたこともあったとか。今回のツアーでは、そのメキシコ滞在中に作った新曲「苺が染まる」も披露されている。
さて、小沢の「子猫ちゃん」はどんな人なのか?結婚相手のエリザベスは、この世界各地を巡る旅の同伴者だった。2007年頃には旅先で撮った映像を映画化して二人で上映会を開いている。映画のタイトルは「おばさんたちが案内する未来の世界」。ファンの間で話題のイベントになったが、上映は主に地方の小さなホールなどで行われた上、その実態はネット上での公開が禁止され、ほとんど幻の映画となっている。当時参加したファンから聞いたところによると、南米の反グローバリゼーションの動きを旅人の立場から撮影した記録映画のような内容だったという。
この旅を通して小沢は「うさぎ!」という小説も出している。口承文芸学者の父・小澤俊夫が発行する雑誌に6年間連載されてきたが、ライブ会場限定で単行本として販売された。
一体いつから小沢は反グローバリゼーションの運動などに興味を持つようになったのだろうか?一つのきっかけはやはり結婚相手のエリザベスであろう。結婚相手との劇的な出会いによってその後の人生や音楽を大きく変えたミュージシャンといえば、オノ・ヨーコと結婚したジョン・レノンが有名なのは言うまでもない。果たして小沢の結婚相手であるエリザベスは、現代のオノ・ヨーコなのだろうか。エリザベスと結婚した後の小沢の人生や音楽から目が離せなくなりそうだ。いつまでも原宿あたり風を切って歩いていて欲しいものだが…。(編集担当:山下言彦)
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