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「ししとう」にはなぜ辛いものが混ざるのか

ダンナと2人、一気に食べた、ししとう48本。そんな食べ方をしたせいか、さすがに途中から胃が熱くなり、ちょっとおなかをこわしました。

「ばあちゃんの作ったししとう、めちゃくちゃ美味いんですよ」
以前、友人にすすめられて食べたソレは、火を噴くほど辛く、どう考えても"青とん(青トウガラシ)"だった。
辛いものは好きなほうで、基本的にはウエルカムだが、心の準備ができていなかったため、破壊力は絶大である。

確かにときどき、ししとうのなかで辛いものに当たることはあるが、友人のばあちゃんの「ししとう」は100%がのどを焼き尽くすほど辛い。ご本人は「ししとう」と呼んでいるようだが、「100%辛いししとう」なんて存在するのか。

そもそも同じししとうなのに、なぜ辛いものが混ざるのか。農学博士で野菜に関する多数の著書を持つ大久保増太郎先生に聞いてみると、「ししとうは、基本的にはトウガラシなんですよ。ピーマンもパプリカもトウガラシ。ただし、ものすごく辛いものからそうでもないものまであって、ししとうやピーマン、パプリカなどは『甘トウガラシ』、タカノツメなどは『辛トウガラシ』というんです」と言う。

同じししとうでも、辛いのとそうでないのが混ざる理由は、「ししとうは交配しやすいから」だそうだが、
「何も珍しいことじゃないですよ。お米だって、コシヒカリに他のものが混ざって他の味になったりするし、交配によって違う味が混ざることは、自然界にはいっぱいありますよ」
ちなみに、「辛いもの」と「そうでないもの」の見分け方は、
「見た目は同じ。食べてみないとわからない」
ということだった。自然が生んだロシアンルーレットということか!?

ずいぶんスリリングな野菜だなあと思い、そんな話を近所の八百屋のおじさんにしたところ、
「そうだねー。ししとうの"当たり"は見た目じゃわからないね。でも、これからの時季は増えてくるよ」
といわれた。理由はこうだ。
「ししとうは、ひねた(古い・時季外れ)ヤツだと辛くなってくるんだよ。人間も同じでしょ? おねえさんくらいだとまだ甘いけど、うちのばあさんくらいになると、どうも辛くなっちまってねえ(笑)」
そんなお世辞に気をよくして2山購入、ダンナと二人、塩、しょう油、味噌味に焼いて、ひたすら食べてみた。

結果発表。ししとう48本中、「当たり」は、6本。12.5%でした。私は意外に多いと思いましたが、いかがでしょう?
(田幸和歌子)

2005年8月25日 00時00分

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