いやあ、古いものを大事にしている町だとはいえ、いくらなんでもそんなことは無いでしょ〜? ……あれっ。
なあんて。
いや、すべて事実なのですが、一つだけ違うことは、そのコインは古銭ではなく、改めて作られた「コイン型の商品券」なのです。
708年(慶雲5年)。
読み方は「わどうかいほう」なのか「わどうかいちん」なのか、諸説あってはっきりしないようです。なにぶん1300年も昔の話ですからね。
ともあれ、その日本最初のお金が、商品券として秩父市によみがえったのは、1999年のこと。
……伝聞形なのは、それは是非欲しい! と思って、のこのこ出かけたところ「そんなの初日に行列できて、あっという間に売り切れたよ」というお話を聞いただけだからです。がっくり。一億円分発行したそうなのですが、凄い人気です。
いいんだ、3%のは買えたし。これ、お財布に入れておいたら、心強いボスがいるみたいで、なんだかお金がたまりそうな気がします。
ちなみに、ホンモノの「和同開珎」は、状態がよいものですと、30万円くらいするみたいです。
(谷和原のぞみ/お気楽ステーション)