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「しもやけおてて」は絶滅したのか

2009年2月9日 10時00分

しもやけおててが もうかゆい♪

「しもやけおててが もうかゆい♪」

これはご存知、童謡『たきび』の一節。

寒さと乾燥の厳しい季節がまだまだ続くが、いまの子どもには、この「しもやけ」、知識としては知っていても、どうもピンとこないらしい。

確かに、自分が子どもの頃は、地元が雪国・長野だったこともあってか、「しもやけ」の手の子はたくさんいたし、「しもやけ派」「アカギレ派」みたいな感じに分かれていた。

でも、いまの子どもには「しもやけ」の子がほとんどいないけど……。

もしかして、温暖化の影響で、「しもやけおてて」は絶滅してるの?

『スキンケア基本事典』著者で、よしき皮膚科クリニック銀座の吉木伸子院長に聞いた。

「しもやけは、栄養状態に依存しているといわれていて、栄養状態の悪いとき、特に戦後に多かったといわれています」

自分たちが子どもの頃は、栄養状態が悪いときではなかったものの、他の要素としては「住宅環境」によるものが大きいという。

「昔の家のほうが、隙間風があったり、壁が薄かったり、寒かったということはありますね」
確かに、子どものしもやけはほとんどなくなってきているが、ただし、「しもやけが絶滅したわけではない」
と吉木先生は言う。

「しもやけは、気温の変化が大きいと出やすいんですよ。たとえば、今年のように、暖かい日が続いて、急激に寒くなったときなどは、出やすいはずです」
寒いだけじゃなく、急激な温度変化が条件とは、ちょっと紅葉の色づき方のよう。

しかも、最近の場合、しもやけは、子どもではなく、若い女性に多く見られるのだという。
「しもやけになりやすいのは、汗をかく人、濡れている人という特徴があります。女性の場合、ブーツをはくので、足に汗をかいて、しもやけになってしまうんですよ」

一方、「アカギレ」はまた「しもやけ」とは全く別モノで、水仕事をする人などが、皮膚の潤いを奪われることによってできるのだという。
体質的にも、乾燥肌、冷え性などが多いそうだ。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。
月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

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