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モグラにまつわる数々の誤解

2009年11月15日 00時00分

モグラのイメージって、こんな感じ?

「モグラ」と聞いてイメージするのは?

「太陽にあたったら死ぬ」とか「明るい場所では生きていけない」とか、さらには「目にサングラス+シャベルをかついで、穴から顔を出してる絵」なんて人もいるだろう。

だが、先日、多摩動物公園にある「モグラの家」を訪ねたとき、その意外な姿にビックリした。

なんと宙に吊られた網状のチューブのようなものの中を、もぐらが活発に前後に行ったり来たりしているのである。
しかも、日中! 部屋は十分に明るい。
訪れた人は皆、頭上を軽快に歩き回るモグラの姿を見ながら、口々に「モグラって明るい場所でも平気だったの?」と、これまで騙されてきたかのような、キツネにつままれたような反応をしていたけど……。

実は小学生の頃、同級生の男子がモグラをつかまえてきたことがあり、教室で飼っている間に死んでしまったことがある。
土を入れたケースを見ながら、「やっぱり地中でないと死んでしまうのか」とみんなで胸を痛めたのを記憶しているけれど……。

この展示方法は、いつから行っているものなの? 多摩動物公園に聞いた。
「モグラはもともと土の中にいるため、モグラの動きがわかるようにチューブ(プラスチック)を使用した方法で、2003年から展示しています。この展示方法では、穴を掘り進めるイメージと、立体的な展示が容易なことがあげられます」(教育普及課)

そもそも「モグラ」に着目した理由は?
「身近に生息する動物であり、多摩動物公園のアジア園の日本産動物として、生態や動きを理解してもらいながら、展示を通して野生動物の研究にも取り組めるからです」

ちなみに、モグラの飼育を考えている動物園はあるそうだが、「実際に行っている動物園があるかどうかはわかりません」とのこと。

ところで、いちばん気になるのは、「明るい場所で大丈夫なのか」ということ。
こうした疑問に関しては、モグラの驚くべき事実がたくさん書かれた本――『モグラ博士のモグラの話』(川田伸一郎/岩波ジュニア新書)が解決してくれる。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。
月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

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