電車の中で吊革につかまっているスーツ姿の男性の背中に、血管のイラストが描かれた紙が貼られている。そのイラストが変化すると、男性が胸をおさえ、倒れ込み……見ると、周りの男性たちの背中にも同様の紙が貼られている。
恐ろしいのは、この緊迫した事態が、セリフもなく映し出され、BGMにこんな感じの不思議なメロディーが淡々と流れていること。
「♪ヘイ~ヤッラ~ヤタティ~ヤ♪ヘイ~ヤッラ~ヤタティ~ヤ♪(?)」
一度見たら忘れられない、恐怖感溢れる「シオノギ製薬」の動脈硬化への警告CMだ。
仕事中の人も、家事をしている主婦も、宿題や、ゲームをやっている子どもすら、このBGMを耳にすると、思わず手をとめ、画面に釘づけになる。
このCMのあまりの強烈さには、「怖すぎる」「不気味すぎる」という声が続出し、「呪いの歌」などという人もいるほどだが、これ、いったい何と歌っているのか。また、なぜこんなにも恐ろしいCMを作ったのだろうか。
塩野義製薬・広報担当者に聞いた。
「CMで流れている歌は、『スキャット』と呼ばれる方法で歌われており、言語ではないため、歌詞はございません」
「スキャット」というと、声を楽器として表現するもので、ルイ・アームストロングやスキャットマンを思い出すが、それらとはあまりに異なる怖すぎるイメージ!
外国の民謡のようにも思えるが、曲名はあるのだろうか。そもそも既存の曲なのか、オリジナル曲なのか。
「このCM用にオリジナルで制作したもので、発売されている音楽ではございません。…


















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