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寒い地方で甘い柿はできないのか?

ライター情報:ミドリ

これが、本当は甘柿の品種なのに渋い柿。渋ぬきして食べています。

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柿のおいしい季節。甘くて栄養も豊富、私も大好きな柿だが、不思議、と言うか不満に思っていることがある。それは、長野県の実家で20年ほど前に甘柿の品種として植えたはずの柿の木に、いまだに甘い実がなったためしがないことだ。口に入れてみると、顔がゆがむほど渋いものばかり。しかし先日、長年の悩みの原因を解き明かす驚きの情報を耳にした。「寒い地方では、甘柿の品種を植えても甘い実はならない」というものだ。

真相を確かめるべく、日本一の柿の産地・和歌山県の伊都振興局農業振興課、西野嘉晃さんに伺うと、「たしかに、甘柿の品種を植えても甘い実にならない場合があります」とのお答え。甘柿の品種なのに渋い実がなってしまうのには、気温が大きく関係しているという。

西野さんによると、甘柿の品種も実が若いときは渋みがあり、熟していく過程で渋が抜けて甘くなるという。渋みは、6月下旬から7月下旬の間に著しく減少し、その後はゆるやかに減少していくのだが、その間の気温が高いほど速くぬけていく。具体的には、7、8月の平均気温が25度以上あることが必要と言われているそうだ。

東北地方や標高の高いところでは、7、8月の平均気温は25度以下のところが多い。そのため、柿の渋みが完全に抜けきらず、甘柿の品種なのに渋い実がなるという現象が起こるという。また、地域によっては、暖かい年は渋みがぬけ、寒い年は渋みがぬけないという場合もあるそうだ。たとえば、福島県福島市の平均気温(平年値)を見てみると、7月は23.5度、8月は25.2度と、渋みが抜けるギリギリの数字。
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ライター情報: ミドリ

身近な自然、生活情報が気になる気になる。元新聞記者。好物=山、雪、ドライブ、ピアノ、おいしいお米といくら、りんご

2010年12月9日 10時00分

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