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なぜ本場フランスより日本の方がボジョレー解禁で盛り上がるのか?

ライター情報:加藤亨延

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解禁当日、フランスのワイン屋の店頭にはボジョレー・ヌーボーの試飲スタンドが設けられる

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今年もボジョレー・ヌーボーが解禁した。日本では国民的イベントといえるほど過熱するボジョレー・ヌーボーだが、本場フランスでは日本ほど騒がれない。もちろん酒屋やスーパーマーケットへ行けばボジョレー・ヌーボーは陳列されているものの、日本のように至る所で宣伝されているわけでない。なぜボジョレー・ヌーボーは日本でこれほど人気になったのか。

日本はボジョレー・ヌーボーと相性が合う国
パリのミシュラン2つ星レストラン「ルレ・ルイ・トレーズ」でシェフソムリエを務める建部洋平さんによれば、企業のプロモーションに加えて、野菜や魚介、日本酒における「初物」好きな日本人の性格とボジョレー・ヌーボーの味の特徴が、日本でより好まれる状況を作ったのではないかという。

ボジョレー・ヌーボーとは、その年の夏に収穫したガメイというブドウ品種から造る新酒のこと。フレッシュで軽やか、イチゴの香りに形容される果実味豊かなワインだ。よく吟味して飲むというよりも晩酌のビールのように、普段使いですっきりと喉で飲むタイプのお酒だ。そのためワインを普段飲まない人でも取り付きやすい味の特徴を備えている。これが欧州ほどワインが日常的ではない日本で、ボジョレーが広く受け入れられるようになった理由ではないかという。

加えてボジョレー地区はワインの生産量も多い。需要があっても量がなければ広まらないが、大量の注文に応えられるだけの生産能力も備えていたことが、日本でボジョレーが広まる後押しになった。
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ライター情報: 加藤亨延

主に週刊誌・月刊誌で海外事情を執筆。取材等での渡航国数は約60カ国。比較文化/旅行が、ど真ん中ストライク。ときどき社会/政治。ロンドンでの生活を経て現在パリ在住。

URL:http://tokuhain.arukikata.co.jp/paris/

2013年11月22日 07時00分

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