2017年3月3日に発売が予定されている「Nintendo Switch」。1月21日にはネット通販や店舗での予約が開始となった。
新商品の発売を多くの人が楽しみにしている一方で、お金目当ての転売行為が今回も問題化しているようだ。
しかし、一部の家電量販店などでは予約時の前払いを導入。それが功を奏したのか、定価の何倍にも値段が釣り上げられる事態にまではなっていないようだ。

当日にほとんど予約受付終了


1月21日の予約開始当日、都内の家電量販店では我先に予約をしようと集まった人たちが行列をつくり、ネット上ではAmazonが開始30分後には予約受付が終了、その他の通販サイトでもアクセスが集中し、なかなか予約できないという状況に。当日にはほとんどのサイトで予約受付が終了した。

前払い導入で争奪戦を抑止?


この状況に「転売屋」はウハウハかと思いきや、ヨドバシカメラやビックカメラなど一部家電量販店は予約時に全額支払う前払い制度を採用。Nintendo Switchは小売価格29,980円(税抜き)と決して安い金額ではないので、個人で遊ぶ以外の目的で大量購入を企てていた人々には大きな痛手になったはずだ。また、転売目的ではなくても、とりあえず予約しておこうという人は予約するのに躊躇するようなので、争奪戦を抑止する効果もあったのかもしれない。


それでも横行する転売行為


こうした取り組みがありながらも、残念ながら販売前からすでに転売行為が始まっている。Amazonでは4万円近く値段が上がったNintendo Switchが予約注文できるようになっており、ヤフオク!では1台3~4万のものが数多く出品。なかには、3台で12万円や、4台で20万円など、何故か複数台での販売を行っている出品者もいる。ヤフオク!の場合は、3万円台のものであれば早くも数十件の入札が入っているという状況だ。