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実際に『フランスの子どもは夜泣きをしない』のか?【フランス人すごい本を検証】

2017年8月31日 11時30分 ライター情報:加藤亨延
近年、フランス人のライフスタイルを紹介する書籍が何冊も刊行されています。タイトルを見ると、「年をとるほど美しい」「太らない」「夜泣きをしない」などなど。暮らしの参考になる点がたくさんあるようですが、SNSなどでは「フランス人に幻想を抱きすぎでは?」という声もあります。そこで、『地球の歩き方』特派員でパリ在住のジャーナリスト・加藤亨延さんに「フランス人すごい本」を検証してもらいました。

  * * *


パメラ・ドラッカーマン著『フランスの子どもは夜泣きをしない』は、アメリカ人ジャーナリストである著者が、パリで3人の息子(長男および双子の次男と三男)の子育てを通じてまとめた、米仏の子育て比較本だ。

同じ北米視点の子育てフランス本として、カレル・ル・ビロン著『フランスの子どもはなんでも食べる』があるが、ドラッカーマン氏の夫はイギリス人であるという点において、ル・ビロン氏(夫がフランス人)とは状況が異なる。

夫の仕事の中心がヨーロッパにある関係で、ニューヨークからパリに住むことになったドラッカーマン氏は、同地で息子たちを授かり子育てすることになった。パリで息子の友人たちを観察していると、フランスの子どもはアメリカと異なり、夜はきちんと寝るし食事は騒がない。米英アングロサクソンの子どもと比べ礼儀正しかった。その違いはどこにあるのか不思議に思った著者が、自身のアメリカ式子育てとフランスを、照らし合わせながら著したのが本書である。


どの国の赤ちゃんも夜泣きはする


同書のタイトルは『フランスの子どもは夜泣きをしない』であるが、じつは著者は「フランスの子どもはまったく夜泣きをしない」とは言っていない。夜泣きはどの国の赤ちゃんもするが、フランスの子育ての中にある夜泣きを克服するあるコツを行うことにより、フランス人の子どもは、すやすや眠るようになるという主張だ。

(赤ちゃんの)睡眠のサイクルは2時間。このサイクルをつなげる学習をしているうちは、泣くのが普通だ。泣くたびに、親がお腹が空いたか苦しいかと勝手に判断して、急いであやしてしまうと、赤ちゃんの、睡眠サイクルを自力でつなげる学習がさまたげられる。赤ちゃんに必要なのは、サイクルが終わるころに大人にあやしてもらい、眠りに戻るのを手伝ってもらうことだ。新生児は通常、自力で睡眠のサイクルをつなげることができない。
パメラ・ドラッカーマン著『フランスの子どもは夜泣きをしない』


アメリカ人の親は、寝ている赤ちゃんが泣くと、すぐにあやしてしまう。ところがフランス人の親たちは、子どもが泣いても、少し時間を空けて様子を見る。すぐにあやすことは、子どもの「睡眠サイクルをつなげる学習」を妨げてしまうが、「ちょっと待つ」ことにより、子どもの睡眠サイクルがつながることを助け、結果的にフランスの子どもは夜泣きしなくなると著者は説く。

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ライター情報: 加藤亨延

ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。主な取材テーマは比較文化、および社会、政治。取材等での渡航国数は約60カ国。ロンドンでの生活を経て現在パリ在住。『地球の歩き方』フランス/パリ特派員ブログ

URL:http://tokuhain.arukikata.co.jp/paris/

コメント 3

  • 匿名さん 通報

    人種や遺伝子の差異は明か。落ち着きがないとか、うるさいガキの親は低所得層で100%頭がおかしい。

    8
  • 匿名さん 通報

    モレシャンさんは乳母に育てられ。子供の頃の食事は乳母と。大人のマナーが守れる様になるまでは大人と食事をさせてもらえなかったと言っていた。日本じゃ居酒屋でガキが走り回ってるけどねw

    5
  • 匿名さん 通報

    フランスに限らずヨーロッパの夜は静か。日本は夜になっても騒音が途切れない。

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