ガイウス・ユリウス・カエサル(BC100-BC44年)は古代ローマの軍人、政治家。
BC60年、有力政治家のポンペイウス、当時最大の富豪クラッススと結んで、第1次三頭政治を開始。3人が団結して政権を独占することにより、元老院の反対のため各人ではできないことを実現しようとした。
その後、8年に及ぶ遠征でガリア地方を平定してローマの版図に組み入れ、さらなる名声と莫大な戦利品を手に入れた。また、長年の苦楽を共にしたローマ軍の兵士たちはカエサル個人に忠誠を誓うようになり、強力な私兵軍団を形成した。
クラッススの死後、対立したポンペイウスを倒し、BC46年ディクタトルに就任。ディタトルとは「独裁官」と訳される非常時の最高官職であり、任期は6カ月以内だが、カエサルはBC44年にこれを終身の身分とし、貧困者の救済や太陽暦の採用などの改革を行った。
しかし、権力を一身に集めすぎたため、3月15日、ポンペイウス劇場で開かれる元老院会議に出席した際に、ブルートゥス(ブルータス)ら共和政擁護派によって暗殺された。
シェイクスピアの戯曲『ジュリアス・シーザー』中でカエサルが暗殺された際に放った最後の台詞「ブルータス、お前もか」が有名。(編集担当:梅本可奈子)
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