江蘇省無錫市新区にある韓国のSKハイニックスの中国法人「海力士-意法(中国)有限公司」の作業場で4日午後3時ごろ、火災が発生した。火の回りが速く、濃い黒煙が数キロメートル先まで流れて行った。
(写真は「CNSPHOTO」提供)

 消防ははしご車を出動させ、上階の窓をたたき割るなどで中に取り残された人を救助した。けが人10人が現地の病院に搬送されたが、いずれも軽傷という。

 SKハイニックスは、韓国内でサムスン電子に次いで半導体メーカーとして第2位。世界的にみても上位10位にはランクインしている。現代電子産業有限公司として1983年に会社発足。2001年には経営破綻(はたん)して、政府系の再建銀行団の管理下に入った。
経営再建が一段落した後の2011年に韓国通信大手のSKテレコム傘下に入り、12年3月には社名をSKハイニックスとした。

 中国新聞社によると、SKハイニックスのメモリは中国における市場占有率で第1位という。(編集担当:如月隼人)