記事は、日中両国が仮に戦闘状態に入ったばあい、地上戦ではなく空中戦になると説明。
そして、「空気動力の設計」、「構造と材料」、「電子システム」、「動力システム」の4点を挙げて「日本は工学設計の経験が不足しており、F-2の設計はF-16を模倣するなど、米国に依存している」、「日本の複合材料技術は先進的だが成熟しておらず、製造した翼に亀裂が生じた。中国はロシアの先進技術を導入するとともに、複合材料技術が成熟している」、「中国は先進的なターボファンエンジンを自前で設計できるが、日本にはできない」などと論じた。
さらに、日本は基礎工業力、とくに電子工業分野の重厚な基礎によって航空電分野で相当な優位性を持っているとする一方、ソフトウェア設計技術が中国より劣っており、飛行機を開発する能力がないと解説。中国の空軍技術は急成長しており、依然として米国の後塵を拝しているものの、全面的に米国を超越する日はそう遠くないと締めくくった。
記事で取り上げられたF-2はふつう第4.5代戦闘機にカテゴライズされる。J-11とJ-10はもともと第4世代戦闘機であり、第4.5代戦闘機にグレードアップしたのがJ-11BとJ-10Bだ。なお、現在ではステルス性が必須とされる第5世代戦闘機の開発競争が繰り広げられている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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