記事は日本人の誠実さは中国人にとって「恐ろしい」と感じるほどだと伝え、いくつかの事例を紹介。
誰かがお金を入れずに商品を持ち去らないか心配になりそうだが、看視する人は誰もいないと紹介している。無人販売は確かに日本人が持つ誠実さをよく表していると言える。商品はおろか、客が代金を投じた箱さえ盗まれる可能性があるにもかかわらず、無人で販売を行う。周囲に目がある場合も、代金を投入したふりをして商品を持ち去ることもできるだろう。従ってこの無人販売には、客が販売者に示す誠実さとともに、客に対する販売者の「信頼」も表れている事例だ。
現在の日本では万引きなどの犯罪は日常茶飯事だが、確かに野菜の無人販売は中国人にとって恐ろしいと言えるほどの誠実さや信頼関係が日本社会に存在していたこと、あるいは今でも日本の一部に存在していることを明確に示している。
記事が「恐ろしいレベル」と表現するのは決して誇張ではない。中国の地方都市のやや古いマンションで見かけるのは、外壁の上部にガラスの破片をセメントで固定するという防犯対策だ。泥棒が壁を飛び越えて侵入するのを防ぐ目的があるが、物々しさや寒々しさを感じさせる防犯対策であり、ここまでしなければ泥棒の侵入を防ぐことはできないということでもある。
日本に見られる野菜の無人販売と中国地方都市のマンションに見られるガラスの破片を比較するとき、誠実さは信頼関係を生み出し、信頼関係は社会に「あたたかさ」を生み出すことが分かる。逆に誠実さが失われるなら信頼関係は消失し、信頼関係が消失した社会にはガラスの破片のような冷たさが生じると言える。記事は列を作り順番を守る日本人の誠実さをも称賛しているが、日本人はこうした誠実さが失われないよう努力する必要があるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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