記事はまず、中国人消費者の体験として、「日系メーカーの地味で上品な色のポロシャツを値段が安いという理由で購入した」ところ、中国人の同僚から「なぜ草食系色の服を着ているのか」と突っ込まれたという体験談を紹介。草食系とは「性」をまったく感じさせないという意味だが、記事によれば同僚の指摘の要点は性のみならず、人間の豊かな感情を感じさせない服という点にある。
バブル時代、服装をはじめとした日本の社会全体の色は「物欲にのぼせた人々の精神の産物」だったと記事は指摘、色には人々の精神が反映されるという見方を示した。そしてバブル崩壊後の日本人は生活を見直そうと、「本来の自然で地味な姿に戻ろうと努力した」と説明した。
しかしその反動は大きく、日本社会には「精神面における潔癖性を美とする極端な見方が形成された」と記事は指摘、これは人間らしい豊かで自然な感情さえ美しくないものとして敬遠し始めたという意味だ。その結果現在の日本社会では友情を築いたり恋人を作るといった人間の豊かな感情に基づく活動に支障が生じていると論じた。
つまり前出の同僚による人間らしい感情を感じさせない服という指摘はポロシャツに対するものであると同時に、現在の日本社会が好む色すなわち精神面の潔癖性を鋭く感じ取ったというのが記事の主張だ。日系ブランドのポロシャツが表す精神に対し、中国人の同僚は違和感を感じたということだが、中国では伝統的に「赤(紅)」が好まれる色であり、さらに原色を好む傾向にある。日本では原色はけばけばしいとされるケースもあるとおり、派手でメンツを重視する中国人と、謙虚さを美徳とする日本人の精神性が好む色にも表れていると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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