今日頭条は3日、「『君の名は。』は何をもって、数多の国産映画を打ち負かすのか」とする文章を掲載した。文章は、記録的な興行収入を記録するような超人気映画のジャンルはコメディやファンタジーものが多かったが、同作品は「一般的な文芸ラブストーリー映画」であるとし、その特異性を説明。公開直後の興行収入ですでに他の国産映画を圧倒しているが、「さらに恐ろしいことに、文芸ものの映画はみなロングランになる。この日本アニメの興行収入は新たな記録を作ることになるかもしれない」と伝えた。
爆発的人気を集めている同作品は「われわれに多くのことを考えさせてくれる」としたうえで、そのタイトルに着目。「これ以上無いほど普通な映画タイトル。サッと見たらすぐに終わってしまうほどシンプルなタイトルはちっともラブストーリー映画っぽくない」と説明した。その「シンプルすぎるタイトル」の背景には「観衆が今やどんどん理性的になっており、煽り立てるような宣伝を行う時代は、もはや過去のものになった」ことがあると解説し、「心を込めて作った、中身の優れた映画こそが未来の方向性なのだ。煽りを嫌悪する一方で、真剣に撮影された作品は宣伝を仕掛けなくてもチケットを買って見る。この情報化時代なら、なおさらだ」と論じた。
記事は、「今の世の中、中身のある作品は派手な宣伝を仕掛けたり、大層なタイトルを付けなくてもヒットするのだ」という論理を展開している。
それはさておき、中国ネットユーザーが残したあるコメントが、文章の内容以上に大きなインパクトをもって訴えかけてきた。それは「映画に対する最高評価は、『海賊版を見てもなお、チケットを買って正規版を見たいと思う』こと。新海誠はそれをやってのけた」というもの。その説得力には圧倒され、感心してしまうが、感心している場合ではない。版権の問題については、今後も真剣に考えなければならないのである。(編集担当:今関忠馬)
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