日本人のルーツは様々な機関で調査、研究が行われているが、日本人は決して遺伝的に均一な集団ではないと考えられている。非常に長い時間をかけて様々な集団が融合して誕生したと考えられており、中国大陸や朝鮮半島のほか、シベリア・ユーラシア北部、東南アジアなど非常に広範な地域に日本人のルーツはまたがっているとされる。
日本人のルーツについて、日本人が関心を持つのはごく自然なことだが、中国人や韓国人も日本人のルーツには興味や関心があるようだ。中国メディアの今日頭条は25日付で、「日本人のルーツの一部は中国大陸から渡ってきた人だ」とする分析に対し、「韓国人は座視できず、反論している」と伝えている。
記事は、日本の一部研究において「日本人のルーツの一部は中国大陸から渡ってきた人」とした分析に対して、韓国の学者は居ても立っても居られず、「日本人のルーツは朝鮮半島にある」とする見解を唱えていると説明した。
また、韓国の歴史学者は、古代朝鮮には1万年以上の歴史があり、朝鮮半島から日本に渡った人が長い時間をかけて日本人となり、武士道精神を育むようになったという見解をすら持っていると紹介した。
日本人のルーツをめぐって、中国と韓国では意見の食い違いがあるようだが、分子人類学に基づく人類のY染色体ハプログループで分類すると、日本人は中央アジア付近に住んでいたグループが日本に渡り、独自の発展を遂げた後に、東アジアにルーツを持つ弥生人と融合した民族であるという分析もある。遡れば、日本人も中国人も韓国人もルーツはアフリカに辿り着くうえ、そもそも日本人のルーツをめぐって中国と韓国の人が論争を繰り広げる必要はないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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