記事はまず、中国の親の教育観について紹介。「スタートラインで負けるな、という考え方が流行している。幼稚園の頃から、さまざまな手を尽くして子どもを特待生クラスに入れ、他人に差をつけようとする。中国の新聞ではしばしば、IQをもとに新入生のクラス分けをする小学校があることが紹介される。高い知能の子は特待生クラスに入るが、親にとってはそれが誉れなのだ。そして、中国の多くの企業が、採用時に学生の『出身』に注目するのである」とした。
これに対して日本では「小学生の頃より集団意識が強調され、みんなに平等のチャンスが与えられる。もし一部の子どもが他人より多くの教育のチャンスを得たならば、その学校は義務教育の平等の原則に反することになる。もし保護者が子どもの知能をさらに伸ばしたいのであれば、お金を払って塾に入れることになる。学校は特殊なサービスを提供しないのだ」と説明した。
また、日本人は自分の家庭環境がどうであろうとみな「普通の人」であることを好むと指摘。
そして、みんな「普通の人」であることを望み、みんなからも「普通の人」と認めてもらおうとする日本社会の特徴を示す例として、「小学校の授業でいつもわれ先に問題に答えていたら、先生から『あまり自己主張をし過ぎないように。みんなと同じようにしなさい』と注意された」という話を紹介した。
出る杭を打つことによって調和を保ってきた日本の社会だが、均質化と引き換えに奪われた才能開花のチャンスも少なくないはず。中国の学歴至上主義にも問題はあるが、日本の教育にも問題はある。理想の教育に対する模索は今後もさらに続いていくことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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