10月より放送されるアニメ『寄生獣 セイの格率』の追加キャスト発表記者会見が15日都内スタジオで行われ、声優を務める平野綾、島崎信長、花澤香菜、安野希世乃、前田玲奈、田中敦子が出席した。

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 同作は漫画家・岩明均による人気カルトコミックのアニメ化で、パラサイトに右手を乗っ取られた高校生の泉新一が、地球を崩壊しようとたくらむ凶悪なパラサイトたちと死闘を繰り広げる。
監督は清水健一、キャラクターデザインは平松禎史。マッドハウスがアニメーション制作を担当する。

 主人公の高校生・泉新一を島崎、その同級生・村野里美を花澤、新一に寄生し「ミギー」と名付けられたパラサイトを平野が務めるほか、新たに新一に興味を抱く女生徒・君嶋加奈を沢城みゆき、新一と里美の同級生・立川裕子を安野、同じく同級生・鈴木アキホを前田、新一らの高校に赴任してきた教師でパラサイトの田宮良子を田中、指名手配中の快楽殺人鬼・浦上を吉野裕行が担当することが発表された。

 ミギー役の平野は「昔から原作が好きで、正直なぜミギーが自分なのだろうかと思った。男性の声をイメージして原作を読んでいたので、自分に出来るかなという不安がまだある」とプレッシャーを抱えながらも「自分ならではのミギーを作っていきたい」と意気込み。アニメーションとして動いたミギーを観た感想については「より気持ち悪くなっていた。
原作とは時代設定も違うので、アニメではミギーがパソコンをいじったりするのも見どころ。キモカワを目指します」と宣言した。

 アニメーション制作決定後、ネットを中心にキャラクターのビジュアルに対する改変が物議をかもしたが、島崎は「何年経とうが色あせないテーマと内容があって、根本的な中身は変わっていない」と原作重視を強調しつつ「アニメは舞台が現代になった物語。新一は原作誕生から20数年後の今の高校生として表現されているので、感情移入がしやすくなっている。原作ファンの方にも中身が変わっていないと安心してもらえるはず」と説明した。

  TVアニメ『寄生獣 セイの格率』は日本テレビ他にて10月より放送開始。