NHK連続テレビ小説『まれ』のスタジオ取材会が19日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、出演者の土屋太鳳葉山奨之山崎賢人、清水富美加、門脇麦高畑裕太渡辺大知、チーフプロデューサーの高橋練氏が出席。ヒロイン・津村希(まれ)を演じる土屋は、朝ドラの撮影の大変さを実感し、これまで歴代ヒロインを務めてきた先輩たちへ「尊敬の気持ちでいっぱい」と語った。


【関連】NHK連続テレビ小説『まれ』スタジオ取材会フォトギャラリー

 本作は、都会で父親が破産寸前になり、家族で夜逃げのように能登に移ってきた小学生の希が、まったく知らない土地、そしてまったく知らない言葉の中で、十数年間、友情を育んでいく姿を描いていく。

 希(まれ)役の土屋は、「自分自身が不器用なので、セリフの量の多さに驚いています。今は台本のどこをめくっても希ちゃんが登場するので、今までヒロインをやってきた方々に改めて尊敬の気持ちでいっぱいです」と、朝ドラ初主演の大変さを語り、「キャストの方々やスタッフさんと一緒に深く掘って広く探って、『まれ』の世界をみんなで作っていく毎日がすごく楽しいです」と充実した表情を見せた。

 希の弟・一徹を演じる葉山は、「毎回、ベテランの俳優陣がアドリブをぶっこんでくるので、本番中に笑いを堪えるのに必死で、楽しくて仕方がないです」と心境を明かし、「作品の中にも暴走しているシーンがいっぱい出てくるので、ぜひ楽しみにしてください」とアピール。

 希の同級生・紺谷圭太を演じる山崎は、「僕は漆職人を目指す役なんですけど、まだ漆を触ってなくて、1月から始まる作業場のシーンがすごく楽しみです。真っ直ぐすぎて不器用な感じを上手く表現できたらなと考えています」と、意気込んだ。


 また、この日は葉山の誕生日ということで、出演陣がサプライズでお祝い。これに葉山は、「10代最後なので、この歴史ある朝ドラに出られてすごい嬉しいです」と感謝し、「来年からぜひ観てください。『マッサン』より面白いと思います!」と豪語し、出演者を笑わせた。

 NHK連続テレビ小説『まれ』は、NHK総合ほかにて2015年3月30日より放送。