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俳優として、ある程度の経験を積み、現場にも慣れ、中堅・ベテランの領域に入ってくると、「作品のためなら脱ぐことも怖れない」という意識の変化は、自然な流れだと思うのだが、最近の若い俳優たちの中には、その段階を一気に飛び越え、まるで食事をするシーンと同等レベルで、肉体を軽々さらけ出す。さかのぼればキリがないが、筆者の主観でいえば、『蛇とピアス』の高良健吾と吉高由里子、そして『愛の渦』の池松と門脇麦、この2作品で見せた潔い“脱ぎっぷり”が、一つのランドマークになったような気がする。
“脱ぎっぷり”でいえば、関根恵子(現・高橋惠子)や原田美枝子、黒木瞳ら、今では大女優となった彼女たちも、かつてはその美貌と美ボディで、映画界に彗星のごとく現れ、世の男性陣、映画ファンを虜にしたが、今の若手俳優たちの“脱ぎっぷり”はまったく意味合いが違う。あくまでも作品のパーツとして、そのまま監督に自分を預けてしまう腹のすわり方。濡れ場満載の『愛の渦』でセクシー女優(!?)とは言いがたい門脇が、ありのままの肉体を揺らす姿を観た時は、(ちょっと大袈裟だが)「日本映画の未来が見えた!」と感動すら覚えたものだ。 醜いニートからボクサーへ作品の中で肉体改造した『百円の恋』の安藤サクラは、日本アカデミー賞のスピーチで「体毛も贅肉も歪んだ気持ちも、全部排泄するつもりでやり切った」と語っていたが、若い世代の俳優たちの中で、いったい何が起きているのだろう。“ハングリー精神”なんていう古臭い言葉は全く似合わない、もっとスマートで、得体の知れないエネルギー。『TOKYO TRIVE』の清野菜名、『私の男』『密のあわれ』の二階堂ふみ、『ピンクとグレー』の夏帆、とくに若手女優陣の潔さはどんどん加速するばかりだ。
若手俳優陣の“脱ぎっぷり”、それは日本映画界の未来を握るキーワード…なんて、ボンヤリ締めの言葉を考えていたら、いかん、忘れてた!今、最も脱ぎっぷりのいい俳優?キャラクター?そう、『HK/変態仮面』シリーズの鈴木亮平だ。物凄い肉体美を誇示するだけなら「ありきたりだな」と一蹴していたが、なんと顔面に使用済みのパン○ィーをかぶらないとエネルギーが出ないという飛び抜けた変態キャラを熱演。
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