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三浦にとって思い出の大河ドラマというと、自身も出演していた、7代目市川新之助(現・11代目市川海老蔵)主演の『武蔵 MUSASHI』だという。「当時小学生だったのですが、『現場に目一杯お芝居をしにいくぞ!』という気持ちで臨んでいた作品でした。NHKの方は温かい人ばかりで、衣装部だった方は、当時まだ若手だったのですが、今回の作品ではトップになられていたり……。海老蔵さんも弟みたいに接していただき良い思い出ばかり。他の番組とは違う、温かい気持ちで現場に入れるんです」。
大河ドラマならではの大規模なロケや、豪華なセットも三浦にとっては知的好奇心をくすぐられるもので、本作でも岩手や浜松のロケ地での壮大なセットは、荘厳なものだったという。「とにかく現場の作り方がすごい。当時の村の情景がリアルに表現されているんです。こんな恵まれた環境でお芝居ができることに感謝しています」としみじみと語る。
そんな環境での芝居は、三浦に多くの感情をもたらすという。「日本人として文化や歴史を演じることは財産です。
また本作には、柳楽優弥や菅田将暉といった世代の近い俳優たちも顔を揃えるが「柳楽さんは高校の先輩なのですが、初めて同じ作品に出るので高揚しています。一緒のシーンはないのですが、同じ作品でご一緒できるのはうれしいです。菅田くんは、以前(『大切なことはすべて君が教えてくれた』で)僕の生徒役をやっていたのですが、そのときから素敵な芝居をしているなって思っていました。才能溢れる俳優さん。でも僕の息子役なので、現場では会えないんです」と残念そうな表情をみせていた。
刺激を受ける同世代の俳優のほか、大河ドラマならではの重厚なベテラン俳優たちも顔を揃えており、三浦にとっては気の抜けない現場になっている。
大河ドラマ『おんな城主 直虎』は1月8日(日)よりNHK総合20時から放送開始(初回60分拡大版)。