人気ドラマ『家売るオンナ』に出演し、2016年秋には映画『インターン!』で主演をつとめた女優・モデルの新木優子。今月7日より公開の映画『僕らのごはんは明日で待ってる』でHey! Say! JUMPの中島裕翔と共演し、“ごはんチュー”ならぬ食事中のキスにもチャレンジした新木が、同作にまつわる思いや憧れの先輩女優などについて語ってくれた。


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 中島が主演を飾り、新木がヒロインを務めた同作は、瀬尾まいこの同名小説を原作とする青春ラブストーリー。性格が正反対の亮太(中島)と小春(新木)の7年間を描く。

 新木は「今回の作品では『当たり前』という言葉がいかに奇跡のような言葉と言いますか、“当たり前”と思っていたことを、『実は当たり前ではないんだな』と気づいて頂けたらいいなと思います」とアピールする。

 日常をテーマにした本作のキャッチフレーズは“うるキュン”。新木は「思わぬところでウルッと泣いてしまったり、キュンと感情が高ぶってしまったりすることがあります」と説明する。「印象に残っているのは、亮太と小春が家でフライドチキンを作って、小春が自分の思いを告白するシーンです。
恋愛モノの作品なんですけど、恋人らしい描写がほとんどない作品で、初めて恋人らしい描写が画面に映るからすごくキュンとします。お互いがお互いを思いやっているんだなとすごく分かるシーンでした。撮影したときも、撮影日数を重ねて中島さんとの絆ができてから臨むことができました。あのシーンの撮影自体も楽しかったです」。

 かくいう中島とは、映画のラストにキスシーンに臨む。「キスシーンは初めてで、しかも一発撮りでした。
食べているタイミングだとか色んなことを気にしてドキドキしながらやったのが、あのシーンの醸し出す雰囲気に繋がったなと思います。すごく緊張したのは今でも覚えています」。

 中島も大分苦心した様子だったという。「私は食べているところに急に来られるだけだったので、無心で、大好きなご飯を好きな人と食べているという意識で演じていました。中島さんはテーブルの距離が『遠い』とか言って大変そうでした(笑)。私も私で食事を口に運ぶタイミングなど心配でしたが、中島さんにうまく見計らってもらいました」。
 質問にハキハキ答える新木は、「non‐no」の専属モデルとしても活動中。また、ゼクシィの8代目CMガールも務め、容姿が先行して世間に知れ渡っている。「写真だけだと、おとなしい性格に思われやすいんです。でも普段は話し好きで人と接することが好き」とのこと。また、せっかちな性格だと言い「いつも急ぎ足で、何でもないところでズッコケそうになったりする(笑)」のだとか。

 そんな新木が憧れの眼差しを向ける先輩女優は、柴咲コウ。
「すごく女性らしくてステキな方。ライブにも行かせて頂きました。MCで気さくな一面を見たりして“素敵な方だな”と感じて…全てにおいて尊敬しています」と大絶賛。新木自身の目標を聞いた際にも、大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演する柴咲のように「いつか違う時代の女性を演じたい」と言って笑顔を弾けさせた。(取材・文・写真:桜井恒二)

 映画『僕らのごはんは明日で待ってる』は、1月7日より全国ロードショー。

スタイリスト:松尾正美/ヘアメイク:犬木愛(アージェ)