テレビ朝日の二夜連続ドラマスペシャル『そして誰もいなくなった』の制作発表記者会見が2日に都内で行われ、キャストの仲間由紀恵向井理柳葉敏郎荒川良々余貴美子沢村一樹大地真央藤真利子橋爪功津川雅彦、そして和泉聖治監督が登壇。ドラマで初めて殺される役に挑んだ仲間は「嫌な夢を見るようになりました」と明かした。


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 アガサ・クリスティによる世界的に著名な同名小説を、日本で初めて映像化した本作。劇中では、とある孤島のホテルに集められた招待客8人とホテルの執事夫婦が、それぞれが過去に犯した罪を告発されながら、一人、また一人と殺されていく模様が描かれる。

 元水泳選手の白峰涼を演じた仲間は、テレビで殺される役は本作が初めて。「気持ちのいいものではないなと思いますし、そのあたりに嫌な夢を見るようになりました(笑)。撮影の時期は、嫌な気持ちになりながら起きてたなという風に思います」と明かした仲間は、「きっと皆さんも殺される役は初めての方ばかりなんだと思いますが、悪夢は見ませんでした?」とキャストに質問。これを受けた津川は「仲間ちゃん、僕なんかもう、出る度に死んでるよ」と明かして笑いを誘った。


 一方、元アマチュアボクサーの人気ミステリー作家・五明卓にふんした向井は、和泉監督のスピーディな撮影が印象的だった様子。「たまに、テストもしていないのに本番に行って。津川さんはその日喋るセリフが初めての本番だったりするんですけど(笑)。それも完璧にクリアしている津川さんもいれば、大地さんは『今本番だったの?』ってキョトンとしていたり(笑)」と驚きの撮影秘話を明かす。「緊張感もありつつ、チャーミングな面もあるし、すごく引き締まる部分もあるし、本当にいろいろな感情を経験させていただいたので、一言でいうと、すごく楽しい毎日でした」と振り返った。

 二夜連続ドラマスペシャル『そして誰もいなくなった』は3月25日、26日二夜連続で21時より放送。