早見和真原作の小説『ポンチョに夜明けの風はらませて』が、実写映画化されることが分かった。主演はドラマや映画で活躍する注目の若手俳優・太賀。
このほか、中村蒼、矢本悠馬、染谷将太、佐津川愛美、阿部純子ら、豪華キャスト陣も発表された。

【関連】「太賀」フォトギャラリー

 同作は、将来に希望を見出だせない男子高校生3人組、又八(太賀)、仁(中村)、ジャンボ(矢本)を中心に描かれる青春ロードムービー。楽しい青春のためにジャンボの父親が持つセルシオに乗り“高校最後の旅”へと出た3人は、その中で、自分たちの生き方を見つけていく。

 主演の太賀は「明日のことなどを考えずに全力で生きる。又八は僕にとってあまりにも青く、馬鹿で、眩しい役でした」と役どころについてコメント。「この旅に意味はあるのか? 答えはあるのか? しかしそんな疑問さえ野暮になる彼らの青春が、演じてみてずっとずっとうらやましかったです。
大人になるまでの少しの猶予、又八たちの暴走を暖かく見守ってもらえれば」と作品の魅力を伝える。

 また、相棒役の中村も「3人で馬鹿やっている姿を見て、前向きな気持ちになれるというか、楽しい気持ちになれる映画」と伝えるほか、矢本は「この映画がこれまででいちばん撮影時間の早さを感じる現場でした。2週間くらいの撮影が体感3日のようで、ロードムービーなのでおもしろい場所も多く、全シーン見所といいますか山場の連続です」と思いを語っている。

 映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』は、新宿武蔵野館ほかにて10月より公開。