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大学の小学校化が深刻…授業でbe動詞や単純な割り算、大学も定員割れ激増で必死

2016年6月24日 06時13分 (2016年6月25日 06時00分 更新)

 近年、大学教育現場では小中学校レベルの勉強内容の復習が平然と行われているということが問題視されている。

 たとえば昨年2月、関東にある大学に対し、文部科学省が「be動詞は大学水準とはいえない」と教育内容に関して指摘したことが話題になった。また、関西の大学でも、1年生向け授業で「動物園」の読み仮名に「flower」の日本語訳、456センチを10等分した値などが出題されるというのだ。あまつさえこの大学の使用する教科書には、「友達の名前を覚えましょう」「教科書を音読しましょう」といった小学校低学年向けの指導のような内容まで記されているという。

 こうした基礎学力の補習は「リメディアル(=やり直し)教育」と呼ばれている。もはや大学に対し、最高学府としての権威を疑う声も出てきそうだが、リメディアル教育の浸透にはどのような背景があるのだろうか。『名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉』(光文社刊)などの著作を持ち、予備校を主宰するなど活躍する河本敏浩氏に話を聞いた。

●定員割れの大学がある以上、学び直しは必要

「今の大学1年生からは『脱ゆとりプログラム』の世代で、ゆとり教育を受けていたのは今の大学2年生までです。カリキュラムが変更され、中学も高校も、勉強は以前より大変になっています。

 ただ、定員割れの私立大学が全国で約4~5割あるといわれていますので、高校時代にまったく勉強せずとも大学に入れたような学生は、いまだに多数存在しています。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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