「グラブってる?」だけにしてもらえないだろうか。
8月21日、サイゲームスが新作発表会"Cygames NEXT 2016"を開催。
本作は、競馬ファンなら誰もが知るサラブレットを女性擬人化し、性別に関係なくすべてが女性キャラクターとして登場する。シンボリルドルフは生徒会長、不良のウオッカ、エアグルーヴが女王様、ドSなゴールドシップなど、名馬の経歴になぞらえたキャラクターが多数登場しているわけだが......。プラットフォーム等、ゲームの仕様は未公開。プレイヤーはトレセンに赴任した教師兼トレーナーとして、ウマ娘を指導し、「トゥインクルシリーズ」を目指すそうな......。
まあ、上記画像を見てもらえば分かるとおり、とても競馬の世界からはかけ離れた「アニメオタク」よりの女の子の数々。しかも性別を関係なく女の子というのだから振り切っている。
制作は、俳優の菅田将暉が出演する「グラブってる?」のCMで有名なモバイルゲーム『グランブルーファンタジー』のCygames(サイゲームス)。あのサイバーエージェント系列のゲーム会社ということで、優秀そうなのはわかるのだが......。
競馬ファンからすれば、まさに「開いた口がふさがらない」という状況だろう。「アニメオタクに競馬を侵食してほしくない」「見境なさすぎだろ」「ゲームに競馬要素あるのかな」など、戸惑いを隠せない様子だ。
また、このゲームの不思議なところは、競馬ファンでなくても知っているディープインパクトやオルフェーヴルがいない点だ。
「ディープインパクトやクロフネなどがいないのは、馬主である金子真人氏、オルフェーヴルやブエナビスタなどのサンデーレーシング所有馬は代表の吉田俊介氏などは、おそらくこのゲームの女性擬人化を『NG』を出した可能性が大きいかと。特にサンデーレーシングは一口馬主ですし、多くのクラブ会員からクレームがくる可能性を鑑みてのものではないでしょうか」(記者)
確かにここまで振り切られると、賛否両論が出るのは当然。競馬ファン、ましてや馬主であれば、拒否反応を示す人が多くなりそうだ。
実際どのようなゲームになるのかはまだ明らかではないが、予定されている6カ月連続CDリリースだけで終わるのだけは避けてほしい。それでは競走馬の名前を使った意味が......。