女優の仁科亜季子の言動に、業界関係者から疑問を呈す声が相次いでいる。
仁科といえば、約1年間の入院、闘病を経て脳リンパ腫のため1月21日に74歳で亡くなった昭和の名俳優、松方弘樹さんの元妻として知られる。
もともと清純派女優だった仁科は、当時別の女性と結婚していた松方さんと不倫の末に“略奪婚“し、当時の週刊誌やワイドショーを騒がせた。松方さんにとっては2度目の結婚で19年間続いたが、松方さんの浮気を理由に離婚。その後、11年2月には大手広告代理店、電通社員と再婚したが2年で離婚した。仁科と同世代の芸能界関係者は語る。
「仁科さんの派手な金銭感覚は当時から有名で、松方さんも仁科さんのお陰で相当財産を失ったといわれています。いくら高給取りの電通社員と再婚しても、相手はしょせんはサラリーマン。1000~2000万円ほどの年収では、彼女を満足させられるはずはありません。離婚の理由は金銭感覚の違いだと、当時芸能界ではいわれました。今は、娘の仁美と、大手居酒屋チェーン店経営者との間に生まれた孫の生活を、積極的にサポートしているようです」
そんな仁科は最近、松方の逝去をめぐり世間から批判を浴びる事態となった。
仁科は1月31日に自身のブログに「年下のボーイフレンド」というタイトルの文章をハートマーク付きで投稿。元ジャニーズ事務所所属のNEWSメンバー赤西仁の弟で、俳優の赤西礼保と食事したことを、2ショット写真やキラキラの絵文字とともに次のように綴っている。
「新しいボーイフレンド?! 先日、赤西礼保(Leo)君達とご飯食べに 皆のエネルギーに元気もらいました! これからも頑張ります笑。 孫君に続く年下のボーイフレンド! と、勝手に言ってます(笑)」
実はこれにちょうど約1週間先立つ24日には、「悲しみ…」というタイトルで、松方さんの訃報にこうコメントしたばかりだった。
「本当にとても悲しく、残念でなりません。今は楽しい思い出ばかりが浮かび、胸が痛みます。21歳で知り合い、私が本気で愛し…人生を懸けて彼の元へ飛び込み…二人の子供を授かり20数年人生を共に歩んで参りました方です。最後に、子供達にもう一度会ってほしかった。そして、孫を抱っこしてもらいたかったです」
●映画関係者からは批判の声も
仁科と松方さんをよく知る映画関係者は言う。
「仁科さんが、松方さんに子供たちや孫に会わせようとしているという話は、聞いたことがありません。むしろ、子供たちが松方さんに対して批判的だったのも、仁科さんが自分の都合の良いように彼らに話して聞かせているからですよ。松方さんが亡くなって1週間ほどで、こんな浮かれた文章を公に出せるなんて、その神経を疑います。松方さんをよく知る我々としては、不謹慎としか思えません」
松方さんとの離婚から約20年たった仁科だが、松方さんへの複雑な思いがにじみ出ているのだろうか。
(文=編集部)