不審者扱いされた時の警察への対処法

2014年1月28日 13時00分 (2014年1月31日 12時15分 更新)
夜道で一人で泣いている女児がいたら、あなたは声を掛ける?
「夜道で一人で泣いている女児がいたら、あなたはどうしますか?」。このようなことがネット上で大激論になっているそうです。 確かに、不審者を心配する風潮が強くなっている今、子どもに対して「知らない人に声を掛けられたら大声を出すように」などの指導をしている家庭も多いと思われますので、親切心で声を掛けた際に不審者扱いされることを恐れる気持ちも理解できないわけではありません。

しかし、他方で、本当にその子が困っているかもしれないのに、自分が疑われないようにするためといって、声を掛けるのをやめてしまって良いものでしょうか?何か大事なものをなくしてしまっているような気もします。多くの人が心配しているのは「不審者扱いされること」ではないかと思いますので、ここでは不審者扱いされてしまった場合の警察への対処方法について述べます。

職質で「犯罪ではない」と判断されれば不利益を受けることはない

不審者扱いされて警察官が臨場してきた場合、通常、警察官は「職務質問」をしてくるはずです。職務質問とは、何かの犯罪をしようとしていると疑われる人や、犯罪について知っていると思われる人に警察官が行う質問のことで、警察官職務執行法2条1項に規定があります。 この職務質問の結果、「現に犯罪を行っている」と判断されれば、さらに進んで現行犯逮捕される可能性も否定はできませんが、逆にいえば、「犯罪ではない」と判断されれば、それ以上、何か不利益を受けるということはありません。当たり前のような話ですが、犯罪さえしていなければ、逮捕されることを恐れる必要はない、ということになります。

また、職務質問は「異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して」何かの犯罪をしようとしていると疑われる場合に可能であると規定されていますので、「女児に声を掛けた」という外形があっても、異常な挙動がなければ、疑われる可能性は低くなるはずです。冷静に考えてみれば、本当に不審な人物は女児が困っているかどうかにかかわらず声を掛けますので、「困っている女児」に声を掛けたとして、特に疑われる可能性が高くなるという心配はいりません。

正当な行動に自信を持って「堂々としている」ことが一番

結局、不審者扱いされた場合の対処方法としては、困っている女児を助けるという「正当な行動をしている」ということに自信を持って 「堂々としている」ことが一番です。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ブログに投稿
  • mail

注目の商品