EXO 6万5千人を集め、3日間開催された武道館でのイベントを詳細レポート/イベントレポート・セトリ

■EXO/【EXO-L-JAPAN presents EXO CHANNEL"E.X.O"】イベントレポート
2016.05.04(TUE)at 日本武道館
(※画像7点)

スホ、ベクヒョンの誕生日パーティも! 普段はなかなか見られないメンバーの姿に大興奮

アジアを中心に絶大な人気を誇るダンス・ボーカルグループEXOが、5月1日(日)~3日(火)の3日間、日本武道館で計6万5千人動員するファンクラブイベント【EXO-L-JAPAN Presents EXO CHANNEL“E.X.O”】を開催した。

昨年11月に発売した日本デビュー・シングル『Love Me Right~romantic universe~』が初週14.6万枚で海外アーティスト歴代デビュー・シングルのセールス記録を更新。
昨年10月末から11月にかけて行われた日本ツアーでは、福岡、東京、大阪と約30万人を動員し、各地で熱狂的な盛り上がりを見せた。そんな中、デビューを支えてくれたファンに少しでも早く会って感謝の気持ちを伝えたいと、今回のイベントの開催が決定。ここでは、最終日、5月3日の1回目公演の模様をレポートする。

EXO 6万5千人を集め、3日間開催された武道館でのイベントを詳細レポート/イベントレポート・セトリ

「たくさんの思い出を作りましょう!」

VTRの後、会場中央の360度円形ステージに据えられたLEDの中から、ベクヒョン、チャンヨル、カイ、セフンの4人が登場。一方、シウミン、スホ、チェン、ディオの4人はアリーナの客席から現れるというサプライズで、オープニングからファンを喜ばせる。そして、全員がステージに並ぶと、「EXO-L-JAPANの皆さんとFCイベントで会えて嬉しいです。たくさんの思い出を作りましょう!」(スホ)、「みんなで最後まで楽しみましょう!」(チャンヨル)、「今日は幸せな時間を送りましょう」(ディオ)、などとメンバー一人ひとりこの日の意気込みや、ファンへの思いを日本語で話していく。

そして、スペシャルMCのロバートも登場して、最初のコーナー“TELEPHONE CHANNEL”へ。これは、事前に選ばれた会場にいるファンが、好きなメンバーを一人選んで生電話が出来るというもの。一人目に選ばれたファンはその事実だけで胸がいっぱいになってしまったようで、電話をする前から泣いていて、メンバーから「大丈夫ですか?」と心配される。涙声で「大丈夫です……」と答えながら、何とかディオを指名し「女の子に言われてドキッとする言葉は何ですか?」と質問。ディオは優しく「泣かないで」と声をかけつつ、ご飯を美味しそうに食べる女の子が好きなようで「美味しいです。
おなかいっぱいです」と答えていた。二人目はベクヒョンを指名。選ばれたベクヒョンも緊張するようで、恥ずかしそうなそぶりを見せながら「どうやって日本語を勉強していますか?」という質問に回答。「僕は日本語が上手ではないんですけど」と謙遜しながら「子供の頃から日本のアニメをたくさん観ていたので、日本語をよく聞いていました。字幕を見ながら観ていたので、聞きなれた単語が出てくるとそれを自然と覚えました」と明かし、現在、日本語を勉強しているというカイも最近覚えた日本語として「傘、お金、車!」とジェスチャーを交えながら答えてくれた。

「負けると思ってました」

2つ目のコーナーは“CHANNEL O”という、日替わりのゲームコーナー。1日目が“CHANNEL E”、2日目が“CHANNEL X”と、3日間違うゲームが行われ、この日は、クッション取り合い対決と、障害物競走の2種目を実施。チーム対抗ということで、くじ引きで、シウミン、スホ、ベクヒョン、カイのブラックチームと、チェン、チャンヨル、ディオ、セフンのホワイトチームに分かれる。だが、決まった途端にベクヒョンは「スホさんはずっと負けてるんですよ。きっとこれも負けると思います」と、同じチームのスホがこれまでのゲームですべて負けていることを暴露。スホは苦笑いしていた。

そんな中、クッション取り合いゲームがスタート。
自陣にある箱に多くクッションを入れた方が勝ちで、その中に高得点が得られる色のクッションがあり、それを巡って奪い合いが勃発。一度相手方の箱に入ったクッションも取り出して自陣の箱に入れればOKなので、いかに一度入れたクッションを相手に取られないかというのもカギとなり、チャンヨルとカイはそれぞれ自陣の箱の中に身体ごと入ってなんとか奪い取れないように奮闘する。一方、セフンは必死に奪い合っているほかのメンバーをよそに、涼しい顔で人がいない箱にこっそりクッションを入れていた(笑)。メンバー全員が汗だくになるほど白熱した戦いを見せ、僅差でブラックチームが勝利。まだ1回戦目が終わっただけなのに、へたり込んでしまうメンバーもいるほどで、思わず笑ってしまいたくなるくらいの真剣勝負をしている。そして、それぞれのチームで作戦を練った後に、2回戦が開始。さらにヒートアップした奪い合いが繰り広げられたが、箱に入ったディオが鉄壁の守りを見せてホワイトチームが圧勝。このゲームは1410対880でホワイトチームが勝利した。そんな結果にスホは「負けると思ってました」と言い、ベクヒョンも「僕も負けると思ってました」と、スホの負けのジンクスが破られなかったことに落胆する二人。と言いつつも、スホは「次のゲームがメインですよね? だから、これはウォーミングアップ」と強がり、2つ目の障害物競走に向けて気合を入れていた。

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「笑わせようという気はないのに、自然と体が震えてきます」

障害物競走は、リレー形式で、1人目がスプーンの上にピンポン玉を乗せてステージを一周し、次に1
人目と2人目が背中同士でボールを挟んで一周、続いて、2人目と3人目が二人三脚で一周、最後に、4人目が三輪車に乗って一周するというルール。1人目はスホとディオ。
二人ともピンポン玉を凝視しながら必死に走っていて、その表情につい笑ってしまう。二周目のボール運びは2チームとも難なくこなすも、三週目の二人三脚は苦戦。セフンとチャンヨルの長身ペアは途中で足を繋ぐ紐が取れてしまい、その間にベクヒョン、カイペアに抜かされてしまう。最後は、そのリードをシウミンが身体を小さくたたんで三輪車を高速で漕いで死守。ブラックチームが勝利した。その結果、総合でもブラックチームが勝ち、スホは初勝利。ステージを飛び回って天に祈りを捧げるパフォーマンスをするなど、喜びを露にしていた(笑)。一方、負けたホワイトチームには罰ゲームとして、超すっぱいジュースを飲むことに。4人で1杯ずつ飲むことになっていたのに、勝負魂に火がついていたからから、ジャンケンで負けた人が一人で飲みきることになると、1回目でセフンが負けるという軌跡が(笑)。だが、セフンは一杯どころか、一口口にしだけで、身体を震わせて悶絶。会場からどっと笑いが起きると「笑わせようという気はないのに、自然と体が震えてきます。飲んだらすぐに体が反応してしまいました。
今、歯がしびれてます」と辛そうに話していた(笑)。

いつもならここで次のライブコーナーになるのだが、この日は5月6日、22日にそれぞれ誕生日を迎えるベクヒョンとスホのサプライズバースデイパーティが行われた。突然、会場にバースデイソングが流れると、スタッフがステージ後方から二人の似顔絵が描かれたケーキを運んでくる。みんなから「おめでとう~」と声をかけられるベクヒョンとスホ。二人は少し照れながらも一緒に願いを込めてろうそくの火を吹き消していた。「誕生日の前にこんなふうに祝ってもらって嬉しく思っています。ろうそくの火を消しながら願い事をしたのですが、きっとその願い事も叶うと思います」(スホ)、「ステージの上で、こんなふうに誕生日を祝ってもらうのは、僕は初めてです。本当に感動しました」(ベクヒョン)と、サプライズをとても喜び、会場のファンとともに記念写真も撮影した。

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「今年、半そでを着る季節くらいに会いましょうね」

いよいよイベントも終盤。ライブコーナーの“LIVE CHANNEL”へ。メンバーはカジュアルな衣装から、フォーマルなステージ衣装へとチェンジして、ステージ中央のLEDの中から再び登場。日本デビュー曲「Love Me Right~romantic universe~」をキレのあるダンスと共に披露する。
2曲目「Growl」では、360度の円形ステージを上手く使い、フォーメーションが変わるごとに正面の位置を変えて、全方向のファンに向けてパフォーマンスを見せる。続く「3.6.5」でも、全方向にメンバーが散らばり、出来るだけファンの近くに寄っていく。普段だとドームクラスの会場でしか見られないEXOのライブが、至近距離で見られるのも、ファンクラブイベントならでは。そして、メンバーはここで一人ひとりこの日の感想を語る。

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「今日は短い時間だったんですけど、ファンの皆さんと僕たちEXOのメンバーが一緒に楽しむことが出来て良かったです。お別れするのは残念なんですけど、今年、また日本の皆さんに会う計画がありますので、そのときまでどうか期待していてください。寂しい気持ちが大きいほど、また会いたいという気持ちになるので、皆さん、待っていてください」(セフン)

「今日はEXO-L-JAPANの皆さんと一緒に過ごして、もっともっと仲良くなれた気がして、とっても気分が良いです。僕より、お姉さんの人も、妹の人も、そして同じ年の人、もいると思いますが、“これからは友達だよ!”(笑)。皆さんにずっと会いたいと思っていたんですけど、こんなふうにお会いして、そして、ゲームもして、ステージもお見せ出来て、本当に嬉しかったです。僕たちのことを、この前のコンサートの後もずっと忘れないでいてくださった皆さんに、本当にありがとうございますという気持ちを伝えたいです。今年、半そでを着る季節くらいに会いましょうね」(ベクヒョン)

「最終日となりましたけど、皆さんとこうやってお会い出来てとても幸せでした。何よりも僕も今日はゲームに勝てて、とっても嬉しいです。
僕は三輪車がとっても気に入りました。ちょうど僕のサイズだったと思います。こういうときは背の高いメンバーがうらやましくないですね(笑)。今日は体を使うゲームをたくさんしました。運動をたくさんすると体力がつくと言いますよね。僕、今、すごくトレーニングを頑張っているんですね。でも、普段のトレーニングより、今日のゲームの方がよっぽど大変でした。間違いなく。だから、トレーニングを頑張ってもあんまり意味がないかなと思いました。今後、僕は何をしていけばいいのでしょうか?(笑) 今日一日、本当に嬉しい一日になりました。また会いましょう!」(シウミン)

「本当に今日は汗がたくさん出てるんですけど、皆さんは楽しんで頂けましたか? 皆さんがこうやって笑顔でいてくださることが、僕たちにとって大きな力になります。これからも僕たちにたくさん会って、かわいい笑顔をたくさん見せてくださいね。これらも僕たちEXOは一生懸命努力して頑張ります。“皆さん、好きだよ”」(チェン)

「まずは皆さんの前で、ステージに立って、ダンスが出来て、歌を歌うことが出来てとても幸せです。実は、僕は足のケガが治ってから間もないんですけど、日本のファンクラブイベントをやる前にダンスが出来るコンディションになれて良かったです。自分にとってはまだ完璧な状態にはなっていないんですけど、それでも皆さんの前で素敵なステージを届けることが出来て、とても嬉しかったです。そして、今日来てくださったすべての皆さんが、思いっきり楽しんでくださって、良い思い出として持ち帰ってくださったら嬉しいです。“皆さんにプレゼントがあります。気になりますか? 僕の心です! ありがとうございます”」(カイ)

「今日、皆さん、幸せでしたか? 僕も本当に幸せでした。こんなふうにみんなで同じ感情を持てたというのは、すごく素敵なことだと思います。そして、今年のEXOを思いっきり期待していてくださいね。身体をいつも大事にしてください。健康が第一です」(ディオ)

「“今日は雰囲気が本当に楽しかったです! 今日はファンクラブイベントのラストデイです。本当に残念です”。今日が最後というのがとても寂しいんですけど、すぐにまた皆さんに会えると信じています。次回、もっと素敵な姿で戻ってきます。“日本のファンの皆さん、ありがとう”」(チャンヨル)

「今日はEXO-Lの皆さんに事前に誕生日パーティもして頂きましたし、そしてゲームも出来てとっても嬉しかったです。決して、勝ったから気分が良いというわけではないですよ(笑)。相手のメンバーが敢えて負けてくれた気もします。僕とおなじチームのメンバーが僕のために頑張ってくれたんだとも思います。そして、EXO-Lの皆さんが応援してくださったので勝てたんだと思います。僕たちが韓国語で話してもすぐに反応してくれるくらい、僕たちに関心を持ってくださって、本当にありがとうございます。僕たちも日本語一生懸命頑張ってはいるんですけど、なかなか勉強出来なくて申し訳なく思っています。だから次は、もっと上手になって来たいと思います」(スホ)

そして、「最後のステージ、もっと盛り上げて行きましょう!」とスホが叫ぶと、「DROP THAT」がスタート。武道館全体が巨大クラブのような盛り上がりを見せ、ラストは「Call Me Baby」。完璧なダンスフォーメーションでEXOのライブの醍醐味を見せつけると、メンバー全員が晴れ晴れとした笑顔でステージを後にした。

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単純なゲームに闘争心を燃やしたり、誰からがちょっとでも言い間違えたりすると、一斉にみんなでツッコミを入れたり、普段のライブでは見ることのできないメンバーの姿も堪能できた今回のファンクラブイベント。日本では活動の機会があまり多くないEXOだが「日本で、皆さんと会える機会をたくさんつくって行きたいです。先輩たちにも負けないように、もっと皆さんに知ってもらえるように頑張って行きたいです」と、セフンもコメントを寄せているので、また近いうちにさらに成長したEXOに会えることを期待したい。

≪セットリスト≫
1. Love Me Right~romantic universe~
2. Growl
3. 3.6.5
4. DROP THAT
5. Call Me Baby

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