Apink 7thシングル「Bye Bye」で見せる大人な女性としての一面/インタビュー1

■Apink/New Single『Bye Bye』インタビュー全文(1/2)

Apinkの新しい春の名曲が誕生

Apinkの7thシングル『Bye Bye』が3月29日にリリースされる。春は出会いの季節でもあるが、一方で別れの季節でもある。そんな“別れ”にフィーチャーした切ない楽曲なのだが、いつも明るく元気な彼女たちが歌うことで、どこか前向きにもなれるパワーもあり、この時期にぴったりな一曲となっている。一方、カップリングの「ぱぴぷぺPON!」はこれまでの彼女たちにはなかった、底抜けに明るく楽しい、言葉遊びもある曲。そんな正反対な楽曲を自分たちなりの色を添えて表現したApinkの6人に話を聞いた。

「新しく飛躍したいなっていうときに」

――日本での7枚目のシングル『Bye Bye』がリリースされます。日本デビューからわずか2年半でアルバム2枚に、シングル7枚と、Apinkの人気はすごいな、と実感します。皆さん自身、どんなときに人気や、ファンからの愛情を感じていますか?

ボミ:人気についてはなかなか実感は沸いてないです(苦笑)。私たちのことを知らない人たちもまだまだたくさんいらっしゃると思いますし、もっともっと頑張って、大勢のファンの皆さんに会えるようになりたいな、と思っています。でも、本当にありがたいことに、ファンの皆さんからの愛はたくさん感じています。イベントなどで直接お会いできるときはもちろんですが、私たちが韓国にいるときも、SNSを通じてメッセージを送ってくださったり、お手紙をくださったりして応援してくださいます。いつも、今この瞬間も、皆さんからの愛情は感じています。

――表題曲の「Bye Bye」は、「NoNoNo」、「LUV」など、これまでのApinkのヒット曲を手がけたS.tigerさんの楽曲になりますね。

ウンジ:私たちの次の一歩としてこの曲がいいのでは?ということで選ばれたのですが、私たちも大好きな曲です。S.tigerさんとは本当に長く一緒にやっていますし、常に満足しながら活動が出来ています。

ボミ:そして、春にぴったりの曲だと思います。

――皆さんはこの曲を、いつごろ、どんな状態で聴いたんですか?

チョロン:私が最初に聴いたのは、昨年、韓国語のガイドのバージョンだったんですけど、それが後日、日本のタイトル曲になると決まって、良かったなって思いました。最初に聴いたときはとっても悲しい印象があったので、実は少しだけ心配もありました。私たちが好きな曲だったり、ファンの方が望んでくださってる曲って、明るめのものが多いじゃないですか。もちろん、そうでないのもありますけど、この曲は私たちが歌うには少し雰囲気が重いんじゃないか?って。でも、曲が完成してみると、単に悲しいだけの曲ではなく、日本語のキレイな歌詞になりましたし、ミュージック・ビデオも重い感じはないですし、想像していた以上にいいものになったな、と思っています。

――Apinkのこれまでの楽曲の中でも、切なさと大人っぽさがある曲ですよね。

ハヨン:私は「LUV」の延長戦上にあるような曲かなって思いました。私たちの声の雰囲気だけで言うと、少しダークな感じもあるかと思うんですが、振り付けとか、衣装とかも加わると、明るい雰囲気になりますよね。単に悲しい曲ではなく、悲しみを隠しながら笑顔で歌っているような、そんな切なさがある曲だと思います。

ボミ:私は本当に、文字通り、悲しい感じを受けました。この曲を聴いたとき、悲しくなかったのに、聴いてるうちに悲しくなってしまって。<Bye Bye>という言葉自体が悲しいと思います。その<Bye Bye>が、私のパートにたくさん入ってるんですよ。“Bye Bye”したくないのに(苦笑)。

――歌詞の主人公もこれまでよりも大人な女性のような気がしました。

ナウン:メロディと同じように悲しげな歌詞ですよね。でも、やはり単に悲しいだけではないと思います。何かに打ち勝っていきたい、そういう気持ちが強く出ているんじゃないかと。だから、悲しいときに聴くというよりも、何かを忘れて、新しく飛躍したいなっていうときに聴くといいのではないかと思います。

Apink 7thシングル「Bye Bye」で見せる大人な女性としての一面/インタビュー1
Bye Bye【初回完全生産限定盤A】

「Apinkらしさが出せたかなって」

――歌い方も少しこれまでと変わったような感じもしたのですが。

ウンジ:私は悲し過ぎないように歌おうと意識しました。堂々としている女性というイメージです。実は、最初に歌詞を見たとき、「これ、何?」って思ったんですよ。なんか、女性を傷付ける男性、浮気者の男性がイメージされて。なので、最初は怒って歌おうかと思ったくらいで(笑)。それもあって、あまり悲しみを出し過ぎず、少しクールな感じで歌いました。

ボミ:私は反対に、本当に悲しく歌いたいなって思っていたんですね。

ウンジ:じゃあ、全然感じ方が違うね。

ボミ:でも、悲しく歌おうとしていたのに、歌ってみたら「Mr.Chu」より、明るくキャピキャピした感じになっていて。「あれ? これでいいのかな」って。だけど、そんなふうに歌ったことで、Apinkらしさが出せたかなって思うので、結果的に良かったなって思っています。

――歌うときに思い浮かべたイメージとかってありましたか?

ウンジ:私は赤色。気持ちがムカムカしたから(笑)。

チョロン:私は黒色。でもそれは目を閉じてたからです(笑)。本当は歌詞を見ながら歌って、言葉のままのイメージが浮かぶくらい日本語が出来たらいいんですけど、まだそこまでのレベルには行ってなくて。なので、レコーディングに入る前に、歌詞の内容を全体のイメージとして掴んで、出来る限り感情を乗せて歌おうと努力したので、目をつむっていました。

――シンプルな構成なだけに、6人の声で歌うことで、曲自体に変化が生まれていて、6人で歌う意味が大きい曲だとも思いました。皆さんがメンバーそれぞれの声について感じていることがあれば教えてください。

ハヨン:私はナムジュさんの声が本当に大好きです。どんな曲にも似合う声だと思います。特に「Wanna Be」でのナムジュさんの声が、温かくてきれいに表現されていて好きです。

ナムジュ:私はハヨンさんの声が好きです(笑)。本当に魅力的だと思います。セクシーなときもあるし、微妙な表現もできて、不思議な声です。

ウンジ:私はボミちゃんの声が、本当にピョンピョン跳ねるような声だから、聴くと気分がよくなります。それから、ステージでも、練習のときでも、ボミさんのパートになるとすごくパワーが出る気がしていいですね。ボミさん自身にエネルギーがたくさんあるからだと思います。

ボミ:私はウンジさんの……。

一同:(お互いにいいと言い合っているので)あははは(笑)。

ボミ:ホントにウンジさんの声が好きなんですよ! ウンジさんの声は私たちと一緒に歌ってるときと、ソロや、他の方とコラボレーションしてるときとでは違って聴こえるんですよね。Apinkらしい声もあれば、人の心に響く、悲しげな声も持っていて。なので、私はよく、悲しいときにはウンジさんの曲を聴くんです。

ウンジ:それはいつも聴いてるの? それともときどき?

ボミ:最近はあんまり悲しいことがないから、たくさんは聴いてないかも(笑)。でも、悲しいときに聴くと、慰められるし、癒しになります。そして、チョロンさんの声はすごく女性らしい声ですよね。だから、男性に人気がある声だと思います(笑)。もともとの声もかわいいんですけど、歌うともっと愛らしい声になります。それから、ナウンさんの声も女性らしい声なんですけど、それだけじゃなくて、高音をしっかり響かせることができるのがすごいなって思ってます。本当に清らかな、透きとおるような声ですよね。

Apink 7thシングル「Bye Bye」で見せる大人な女性としての一面/インタビュー1
Bye Bye【初回生産限定盤B】

「本当に春にぴったりな感じ」

――今回のミュージック・ビデオはどんなコンセプトで、どんな内容になっていますか?

チョロン:すでにフルバージョンも公開されているので、ぜひ観て頂きたいのですが、別れを象徴するものとして桜が出てくるんですね。雰囲気が重すぎないように、そうやっていろんな色も取り入れて、本当に春にぴったりな感じになっています。

――撮影時の思い出などもあれば教えてください。

ハヨン:イメージカットで私たちがショッピングする場面があるんですけど、そこは特に決められたコンセプトがあったわけではなく、私たち自身が自由に動いて撮りました。すごく溌剌として、たくさん撮ったんですけど……。

チョロン:使われてるのはちょっとかも(苦笑)。

ハヨン:あんなショッピングの仕方をしたら、お店から追い出されるっていうくらい、楽しく撮りました(笑)。でも、普段はあんなふうにはしていないので、勘違いしないでくださいね。いつもはとっても静かです。

――歌詞に<甘えていた私に Bye Bye>とありますが、ご自身でつい甘えてしまっているけど、本当は“Bye Bye”したいと思ってることはありますか?

ナムジュ:食欲! “Bye Bye”しなければいけないと思います。

ボミ:私は携帯。最近、ずっと携帯を見ていたら、目が悪くなりました。それから、ときどき無駄に触ってることがあるんですよ。必要ないのに、不必要に触ってしまうところがあるので、すごく時間を無駄にしているなって思うことがありますね。

――インタビュー2へ



≪リリース情報≫
New Single
『Bye Bye』
2017.03.29リリース

【初回完全生産限定盤A】(CD+DVD+GOODS)
UPCH-89314 / ¥3,132(税込)

【初回生産限定盤B】(CD+DVD)
UPCH-89315 / ¥1,728(税込)

【初回生産限定盤C】(CD)
¥1,080(税込)
UPCH-89321 / チョロンVer.

UPCH-89322 / ボミVer.

UPCH-89323 / ウンジVer.

UPCH-89324 / ナウンVer.

UPCH-89325 / ナムジュVer.

UPCH-89326 / ハヨンVer.

【通常盤】(CD)
UPCH-80457 / ¥1,080(税込)

[収録曲]
1. Bye Bye
2. ぱぴぷぺPON!
3. Bye Bye (Instrumental)
4. ぱぴぷぺPON!(Instrumental)
<DVD> ※初回完全生産限定盤Aのみ収録
「Bye Bye」Music Video[Dance Feat Ver.]
<DVD> ※初回生産限定盤Bのみ収録
「Bye Bye」Music Video + MVドキュメント映像

≪イベント情報≫
【みんなのリクエストベスト10!ミニライブ&トーク&more..2017】
日程:2017年4月1日(土)
時間:OPEN 14:00/START 15:00
会場:東京/豊洲PIT

日程:2017年4月2日(日)
時間:OPEN 14:00/START 15:00
会場:兵庫/神戸国際会館

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