男性の脳は老いやすく女性より老害化しやすい、大学研究で判明 感情コントロール能力が低下

2015年11月30日 19時00分 (2016年3月2日 20時23分 更新)
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「老害」は脳の問題だった?


男性は女性よりも平均寿命が短いだけでなく、脳の老化も男性の方が早いという研究結果が注目を集めている。女ってバカだよなあ…などと言う男尊女卑な男性には哀しいお知らせかも?

■運動や感情つかさどる脳の部分がヨボヨボに

ハンガリーにあるセゲド大学の研究チームが、男性53人と女性50人を対象にして、年齢別に脳の構造について調査を行った。

研究チームによれば、全体的な脳の容積は、年齢に応じて男女ともに同じスピードで減少する。だが、運動や感情を調節する尾状核といった部分に関しては男性の方が早く減少することが判明。この部位は、パーキンソン病、注意欠陥多動性障害などの神経精神障害と関連があることで知られているところ。

男性の方が感情的コントロールや身体を操作する力が、女性より早く衰えてしまうのだ。男性は歳をとるほど孤立しやすく、その言動が周囲から「老害」などと言われるのは、脳の老化が問題とも言えよう。

そして女性の脳における老化の遅行は、女性ホルモンがもたらしているという。

長い目で見れば、女性が最終的には勝つ?


■女性ホルモンの影響で、女性の脳はいつまでも元気?

女性ホルモンは女性たちに対し、長寿という点でも好影響を及ぼしている。女性ホルモンのエストロゲンは、心血管疾患と大腸癌発症の確率を下げるだけでなく、老化の予防にも効果を持っているからだ。

女性はその女性ホルモンにより脳を含める身体全体への、相対的な若さをキープすることができる。男性は逆に、男性ホルモンに強いフィジカル能力などを手に入れたが、若さと寿命という観点では、女性に負けてしまうのだ。結局最後に笑うのは女性ということか。

文/高野景子

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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