高畑裕太が母親・高畑淳子との過去の確執と雪解けを告白。

3日放送の日本テレビ系「チカラウタ」で、高畑裕太が自身を俳優に導いた曲について語った。


NHK総合の朝ドラ「まれ」でブレイクした高畑の母親はご存知、女優の高畑淳子だ。

そのユニークなキャラでバラエティ番組にも引っ張りだこの高畑だが、過去には壮絶な反抗期が。母の仕事が理解できず、女優という職業を斜に構えて見てしまい、学校に行かくなった時期もあったという。


しかし、高校進学後は寮生活になり、環境の変化やスポーツに打ち込むことで、ささくれた心も落ち着いていった。とはいえ当時は、将来やりたいことが何も見つからなかったそうだ。そんな高畑が俳優を目指すきっかけとなったのが、それまで嫌っていた母の舞台を見たことと、ロックバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『新世紀のラブソング』だった。


当時の感情を「言葉には言い表わせないけど、愛を感じた。

一番近くにいて、でも一番わからなかった人を、すごく間近に感じて……」と語った高畑は、「この曲の“君の涙”という歌詞が、母親の芝居とリンクして」と、自身の想いを明かした。


今まで見たことのない母の一面を見て感動した高畑はその後、役者になりたいと伝えたそうだが、そのとき母は驚くどころか、「がんばれ。あんた、やると思ってたよ」とサラリと言ってきたそうだ。この役者一家のエピソードに、スタジオは感嘆のため息に包まれていた。