
24日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」で、満島ひかりと黒柳徹子との“本人対決”に注目が集まった。
番組には、NHK総合での放送で話題になった「トットてれび」で黒柳を演じて話題となった満島ひかりがゲスト出演した。
冒頭の満島の紹介場面で黒柳から「私も『貴女でないと嫌だな』って(番組スタッフに)お願いしていて、(けれども満島は)初め、ちょっと断ったそうで」と話題を振った。満島はこのエピソードについて、「日本中が知ってる方なので『そんなの私はできません』って言ってて、でも『こういう風に作りますよ』っていう話が結構面白くって、『じゃあ参加してみようかな』と」と当初は徹子役を断っていたという意外なエピソードを告白。
満島は「徹子の部屋」に脚本家の向田邦子が出演した回やワンマンショーのレコード、黒柳が書いた絵本『木にとまりたかった木のはなし』を参考にして役作りをしたと話す。また、発音の先生から「黒柳徹子は空気より音の量が多いから注意するように」とのアドバイスを取り入れながら徹子役を作り上げていったことも語るなど、和やかにトークは進んでいった。
この「トットてれび」では、黒柳がニューヨークに留学していた時期に出会ったチャップリン役を演じた三浦大知の出演も話題になった。満島と三浦とは1997年にダンスボーカルグループ・Folderのメンバーとしてデビューし、長きにわたって同じ釜の飯を食った同志で、ふたりの作品での共演は実に16年ぶりとなるものだった。
黒柳と満島のトークは最後まで尽きなかったが、感極まった満島が名残惜しそうに目を潤ませながら「徹子さんちょっと最後に抱きしめてもらっていいですか?」と言って、黒柳と熱い抱擁を交わしたところで放送はひと区切りとなった。
この様子を観ていた視聴者からはTwitterで「なんだろ、この胸に迫る思いは」「不意打ちみたいに言い出したのに、そこに言葉通り間髪入れずに身体を動かす徹子さんがすげえ!」「黒柳徹子が、自分を演るなら満島ひかりじゃなきゃ嫌だって言ったの、すごいよなぁ」などと、今回の放送に満足しているという内容のツイートが数多く寄せられていた。