
26日放送の日本テレビ系「1周回って知らない話」で、氷川きよしが博多華丸・大吉の東京進出を後押しする一言をかけていたことが明かされ、さらに氷川本人がその理由を語る場面があった。
番組ではゲストに博多華丸・大吉の2人を迎え、視聴者からの「どうしてそんなにブレークするのが遅かったの?」という疑問をぶつけた。
これに2人は「福岡で15年間落ちこぼれていたからです」と答え、芸人としての仕事がほとんどなかった福岡時代のことを話し始めた。吉本興業の福岡吉本1期生だった2人だが、テレビで漫才を披露することはなく、情報番組のリポーターや企業のビンゴ大会の司会などの仕事をして過ごしていたという。
番組で東京の売れっ子芸人と共演する機会があるも、芸人としての力の差を感じて福岡で長くくすぶっていたと語る2人だが、その思いを変えるきっかけとなったのが、華丸の小学校の後輩だと言う当時デビューしたての氷川と3人でやることになった番組なのだそう。
その際、氷川やマネージャーらが2人の所属を吉本だと知ると活動拠点はどこなのかとたずね、これに福岡だと答えた際に、氷川たちが「2人なら東京でもいけるんじゃないですか?」と声をかけてくれたのだそう。お笑い業界ではない人からの一言が、東京進出のきっかけとなったのだと語った。
実際にどういう思いで発言をしたのかと、番組は氷川に直接取材をしたVTRを紹介した。氷川は華丸・大吉について「面白かったですし、あったかいお2人だったので」と答え、さらに「人を傷つけない」と博多出身者特有の持ち味があるとして、ポロっと2人に言ってしまったのだと答えた。氷川は2人が東京で活躍するのを見て「僕も頑張らないといけない、博多の人間として」と刺激を受けていることも語っていた。
VTRが終わると、氷川について東野は「恩人ですね」と言い、華丸は「そうですね。はい」と深く頷いていた。