シンガーソングライターの三浦祐太朗が昨日7月4日、銀座の山野楽器イベントスペースでカバーアルバム『I'm HOME』の発売イベントを実施した。予約時に配布された貴重なプレミアムチケットをゲットできた100人の観客が集まった。


イベントでは、母・山口百恵の「秋桜」「いい日旅立ち」「さよならの向う側」の3曲をパフォーマンス。観客は、歌のすばらしさ、そして山口百恵も過去にイベントを行った場所でのイベントとあり、山口百恵を思い出しながら歌を聞いて感動される方が多数見受けられた。

歌唱後にはMCと今回のアルバムの思い、レコーディングエピソード、カバーの許可を得るために、谷村新司、さだまさし、宇崎竜童、阿木燿子の作家陣に三浦本人が挨拶に行った時のエピソードを披露した。

■■質疑応答

――明日発売のカバーアルバム『I'm HOME』が今日お店に届きましたが、率直なお気持ちはいかがでしょうか?
三浦祐太朗:ようやくCDがみなさんの手元に届くと思うと、嬉しく幸せな気持ちで今日を迎えました。母のファンがいる中で自分の歌をどう思うのか気になっていましたが、地方などのイベントで初めて歌唱した時、涙ぐんでいる方もいらっしゃって、母のファンにも曲が届いているのかなと確信がもてました。

――お母様、山口百恵さんのカバーアルバムということですが、どういったきっかけでこの作品を作ろうということになられたのですか?
三浦祐太朗:歌番組で母の曲を歌唱した時に反響があり、レコード会社からオファーをもらい今日に至ります。
いろんな葛藤がある中、母に相談したら喜んでくれて「私が生きているうちに息子の声で聴けるのはうれしいことだよ」と言ってくれました。父親からはラジオで曲が流れたのを聞いてくれていて、LINEで“いいね”と連絡が入りました。

――どのようなところを意識してこのアルバムを作られましたか? また、お母様から何かアドバイスなどはありましたか?

三浦祐太朗:作曲家へのリスペクトを忘れずに僕の声で演じた感覚です。照れるぐらい母の映像を観ました。僕より若い10代の母を画面でずっと観るのは変な気持ちで、本当に唯一無二の存在だったんだなと思います。当時のアイドルは笑うのに母は笑わないので、友人にも笑っていないよねと言われました。
鼻濁音に気を付けて歌うよう母からアドバイスももらいました。

――このアルバムの聴きどころはどういったところになりますか?
三浦祐太朗:全曲ですが、アレンジがそれぞれ違うので、昔の母のファンにも喜んでいただける内容だし、今の世代でもいいなと思ってもらえるような内容になりました。

――ご両親には聴いていただきましたか? ご両親からの感想などあれば教えてください。

三浦祐太朗:パッケージになる前に聞いてもらいました。正確に言うと送りました。すごく喜んでくれて、2人ともいいねと言ってくれました。
曲順や曲間もいいねと言ってくれました。

――お店の雰囲気は変わったかとは思いますが、お母様もここ銀座山野楽器さんで歌われたことがあるということですが、同じ場所でのライブイベントはいかがでしたか?
三浦祐太朗:母も歌ったことのある場所で親子2代で歌えてうれしいです。

――今後の目標があればお聞かせください。
三浦祐太朗:このアルバムを引っさげて、いろんなところにライブしていきたいです。見守っていただけると嬉しいです。



■三浦祐太朗 オフィシャルサイト