どんな病気?

脳は外側から硬膜(こうまく)、くも膜、軟膜(なんまく)の3枚の膜でおおわれています。くも膜の下(内側)には脳脊髄液(のうせきずいえき)という液体がありますが、この部分に出血するのがくも膜下出血です。
働き盛りの人に起こり、死亡率も高い病気です。

くも膜下出血の症状や原因・診断と治療方法 ―gooヘルスケア

俳優の星野源さんや歌手のKEIKOさんなどが患い、ニュースになりました。

星野源
2012年12月22日に、くも膜下出血と診断されたため、活動を休止。
星野源 (俳優・歌手)とは – goo Wikipedia

KEIKO
2011年10月24日、自宅にいる際、首の後部に激痛を訴え倒れ、「クモ膜下出血」と診断された。
KEIKO (歌手)とは – goo Wikipedia

なんの前触れもなく突然起こる死亡率の高い病気です。
また後遺障害などのリスクもあります。


くも膜下出血が原因で亡くなった方

天知茂(満54歳没)
熊井啓(満76歳没)
木村拓也(満37歳没)
伊藤俊人(満40歳没)
南田洋子(満76歳没)
吉田栄勝(満61歳没)
goo Wikipedia より

予防できる?

くも膜下出血を予防するには、血管を強くする必要があるようです。動脈瘤ができないように、食生活や生活スタイルを見直すことが大切。また、定期的に脳ドックを受けて脳内の血管の状態を検査すると、予防法として効果的と言えるのではないでしょうか。万が一、脳動脈瘤が発見されても、最新の医療技術をもって治療することが可能です。

約3割が死に至るくも膜下出血とは– gooヘルスケア

くも膜下出血に気づいたらどうする

突然発症して持続する、今までに経験したことがないような頭痛が起こったら、ただちに脳神経外科の専門医のいる病院を受診してください。軽い頭痛であっても、念のため受診してください。