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もうお酒で失敗したくない! 大人の飲み方を知る映画、本ベスト3■新社会人応援スペシャル

2011年4月8日 11時00分

ライター情報:とみさわ昭仁

『東京飲み歩き手帳』浜田信郎/ぴあ
お酒は二十歳になってから! もつ焼きマニアのおじさんとの約束だよ!

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仲のいい友達同士で集まって、酒を飲みにいくのは楽しい。飲むほどにバカ話がヒートアップし、ときに歌を唄い、ときに踊り出す。しかし、限度がわかっているつもりでも、酔いがまわってくると、人は自分の限界というものがわからなくなる。どんどんグラスを重ねるうちにテンション上がりすぎて、やがて喧嘩に発展する。仲間どうして殴り合うぐらいなら、まあ勝手におやんなさいと言ってあげるところだが、その矛先が他人に向かったり、公共物の破壊なんてことになっては大変だ。

飲んで騒ぐというのも、学生のコンパぐらいなら微笑ましくもあるが、たまにイイ大人でもいるんだよねー、ひどい飲み方をする人達が。いや、仕事のストレスを酒の力で発散しようとするから、むしろ大人にこそひどい酒の飲み方をする人は多いのかもしれない。上司への不満をぶちまける“愚痴り酒”や、同期の出世に嫉妬しての“妬み酒”なんて、旨いわけがない。でも、そういう飲み方に限ってペースが早くなり、必要以上に酔って声が大きくなり、他人にからんだりする。サイテー。図体は大人でも、飲み方がぜんぜん大人じゃないよ!

というわけで、これから社会人になる人達と、もうすっかり社会人なのにまだデタラメな飲み方をしている人達に、「大人のお酒の飲み方を知るための作品」を3つ、チョイスしてみた。

「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」
酒を飲んで羽目を外しすぎるとどうなるか、というのを描いた傑作コメディ映画だ。アメリカでは、男性が結婚するときに独身最後の夜を惜しんで仲間が集まりバカ騒ぎをする「バチェラー・パーティー」という習慣がある。日本でも似たようなことをする人達は多いだろう。この映画は、まさにそのバチェラー・パーティーの一夜を描いている。

もうすぐ結婚式というダグを祝福するために、親友のフィルとスチュアート、そして新婦の弟のアランも交えた4人はラスベガスへ繰り出す。そこで散々酒を飲み、翌朝、ひどい二日酔い(ハングオーバー)で目が覚めると、ホテルの部屋は大変なことになっていた。スチュアートは歯が1本抜けており、トイレからは本物の虎が出て来て、クローゼットの中には誰のだかわからない赤ん坊がいる。おまけに主役のダグが消えていた。いったい昨晩は何があったのか? 手掛かりを探しに出てみると、次から次へと驚きの事実が判明していく。

あくまでもこれはコメディ映画なので、ボンクラ4人が巻き起こす事件はどれも最高におかしく、最後もみんなでゲラゲラ笑える最高のオチがつくのだが、もし、現実に目が覚めたときにこの映画みたいな状況になっていたらと考えると、ぞーっとする。

ライター情報

とみさわ昭仁

ゲームのシナリオ執筆から映画評論まで手広く手掛けるエキレビの最年長ライター。自身のコレクションをまとめた『底抜け!大リーグカードの世界』(彩流社)、『人喰い映画祭』(辰巳出版)など著書多数。近刊は名作映画の名セリフから強引に人生の教訓を学び取ろうとする『人生のサバイバルを生き抜く映画の言葉』(4月21日発売/美術出版社)。

ツイッター/@hitoqui_ponko
公式サイト/akihito tomisawa index

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