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4年ぶりの「水曜どうでしょう」が到達した新境地〈藤村忠寿(藤やん)新刊インタビュー前編〉

2011年5月11日 10時00分 ライター情報:島影真奈美

「好き勝手やっているように思われますが、僕は根っからの『組織人』なんです」と語る藤村さん。組織でラク~に生きる方法、そして新シリーズについても聞いてみました!

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地方発、全国区となった人気番組「水曜どうでしょう」の新シリーズが4年ぶりにスタートした。時期を同じくして同番組のチーフディレクター“藤やん”こと、藤村忠寿さんの初めての単書『けものみち』も発売(レビューはこちら)。タレントを騙し、拉致同然で海外ロケに連れ出し、「放送は1カ月半やったら二週間休みます」と宣言……とやりたい放題。“常識”を次々と覆してきた男の正体とは……? じゃじゃじゃじゃあ、藤村さん、どうぞ!

――今回の本は、アウトドア雑誌の取材がきっかけになっているそうですね。
藤村 5年前に取材してくれたライターさんから久しぶりに連絡があって「本を書きませんか」と言われたんです。驚いて、よくよく話を聞いてみると、出版社に転職し、編集者になったという。以前であればお断りしていたと思うんですよ。本を書くなんて、柄じゃありませんから。でも、5年間という歳月を経てもなお覚えていてくれた。……となると、断れませんよねぇ。おかげで大変な目に遭うことになるわけですが(笑)

――“大変な目”というのは……? 
藤村 原稿を書く時期と、“どうでしょう”新シリーズの編集の時期が重なってしまったんです。4年ぶりの新シリーズなのに、よりによって……(笑)。でも、今更「やめます」と言うわけにもいきません。でね、「深く考えるのはやめよう!」と。

――観念して書いたと(笑)。そんなご著書には“外圧”をかわしながら、わが道を行く戦略がいくつも登場します。
藤村 好き勝手やっているように思われますが、僕は根っからの「組織人」なんです。どうすればうまく組織が回るかを考えて行動した結果、はみ出しているように見えるだけ。個人の利益を優先するなら、組織と闘う必要はありませんから。

――フリーランスとして独立するといったことを考えたことは……?
藤村 よくあります。でも、辞めない。例えば、一人でゼロから物語をつくりあげていくのが得意な人もいます。でも、僕が得意なのは、誰かが思い描いたストーリーを具現化すること。会社という集団のなかでチームを組み、より多くの人に「面白い!」と思ってもらえるカタチをつくるのが向いている。そうなると、サラリーマンを辞める理由がないんです。

――「黙って実行。バレたら叱られればいい」というスタンスを貫くなかで、上司ともめたり、気まずくなったりしたことは?
藤村 多少はありますよ。でも、致命的なことにはならない。

ライター情報

島影真奈美

ライター&編集。共著に『オンナの[建前⇔本音]翻訳辞典』シリーズ(扶桑社)。モテ・非モテ問題から資産運用まで幅広いジャンルを手がける。特技:爆読

URL:Twitter:@babakikaku_s

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