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被災地で人気漫画家たちが体験授業!〈岩手漫画家応援ツアー同行レポートpart1〉

2011年6月7日 10時00分 ライター情報:とみさわ昭仁

参加メンバー全員による「直筆寄せ描きTシャツ」

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5月26日から28日までの三日間にわたって、「岩手漫画家応援ツアー」なる計画が実行された。これは、しりあがり寿が発起人となり、市川ラク、寺田克也、三宅乱丈、安田弘之、安永知澄、吉田戦車(五十音順、敬称略)といった漫画家たちが集まり、このたびの震災で大きな被害を受けた岩手県を応援しようというものだ。

この三日間に彼らが岩手でおこなったイベントは、次の3つ。
 1.釜石市立釜石東中学校での漫画体験授業
 2.箱崎半島での瓦礫撤去ボランティア
 3.盛岡MOSS前広場でのチャリティサイン会
このツアーに、わたしもスタッフとして同行してきたので、そのレポートをお送りする。まずは1日目から。


■釜石東中学校での漫画体験授業

朝10時、ツアーの参加メンバーがJR盛岡駅に集合した。少々風は強いものの天気は快晴。駅から外へ出てみると、目の前に広がっていたのは、ごく普通の地方都市の風景だった。盛岡は海岸線からは約70キロもはなれているため、津波の被害がないのは当然として、地震で壊れた建物もとくには見当たらない。出発前には「いよいよ被災地に足を踏み入れるぞ」という気持ちでいたものだから、なんだか拍子抜けしてしまう。

今回のツアーは、漫画家さん7人の他に、その関係スタッフや現地でのコーディネートをしてくれるNPO(SAVE IWATE)の方々など総勢14名での移動となる。そのため、駅前のレンタカーで2台のワンボックスカーを借りる。まずはこれで初日の目的地である釜石東中学校へ向かうのだ。

正確には、われわれが向かうのは釜石東中学校ではなく釜石中学校だ。海寄りにある釜石東中学校は、校舎をまるごと津波に飲み込まれ、いまでは廃墟となってしまった。3階の窓に自動車が突き刺さっている映像をニュースで見た人もいることだろう。
幸い、この学校では防災教育がしっかりしていたので避難がはやく、ひとりの被害者も出さずにすんだ。しかし、授業を再開しようにも校舎が使えなくなってしまったので、現在は内陸側にある釜石中学校を間借りして、釜石東中学の生徒たちは勉強しているというわけだ。

およそ2時間ほど車を走らせて、釜石市に入った。このあたりまで来ると、ところどころで壊れた家や、ひしゃげたガードレールなどを見かけるようになってくる。災害支援にきている自衛隊の車輛ともたびたびすれちがい、被災地に来たことを実感する。

そうこうするうち釜石中学校に到着した。

ライター情報

とみさわ昭仁

1961年生まれ。ゲーム開発、映画評論、コレクター研究、古本屋店主、スカジャン制作、DJなど。神保町特殊古書店マニタ書房は、不定休で週のうち半分くらい営業。

URL:akihito tomisawa index

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