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腐男子とはなんなのか。男が好きだからBLを読むんじゃないんだぜ

2012年7月4日 11時00分

ライター情報:たまごまご

『フダンシ革命』ことり野デス子/集英社
BL好きな腐女子と同じか、それ以上のポテンシャルを秘めた存在、BL好き男子こと腐男子。じゃあ腐男子ってゲイなの?可愛い男の子好きなの?違う、BLが好きなんだ!「フダンシ革命」は腐男子の生態をファンタジーを絡めてわかりやすく描いたマンガだ。

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ぼくBL(ボーイズラブ)マンガや小説好きなんですよ。まだまだ初心者レベルですが。
まあ、「やおい」と「BL」と「ジュネ」は微妙に違うとかそういう難しい話はとりあえずおいておいて。ともかく男同士の恋愛ものは好きです。

こういうのを、BL好き女子が自称していた「腐女子」に対して、「腐男子」と呼びます。
自称の場合もあれば、他からそう呼ばれるようになったことも。自分は割と自称してます。

ただちょっと色々誤解を招く事が多いので、なかなかオタク界隈に詳しい人以外には言いづらかったりします。
堂々とBLマンガを買って歩く僕でも、言いづらいのです。
まずBLを買って読んでいるとよく言われるのは「ゲイなの?」という質問。
ちゃうねん。
違うよ全然違う。ロリコンですから僕。
たまに本当に男性が好きな腐男子の方もいますが、たいていはBL本買っているからといってゲイではないです。

じゃあ美男子が好きだからBL好きなんだね!?と聞かれると、NO。違うそうじゃない。
たしかにカワイイ男の子のは好きですがそれはショタ的な心理で、BLを買う心理じゃないんだよ。
めんどくさいですね!
じゃあなんでBL好きな腐男子になったの、と聞かれたら……端的に言うとBLでしか描けない関係性や物語が好きだからにたどり着きます。ぼくの場合は。
一度グッとキてしまったら、ツタヤさんでも周囲の目を気にせず、BL本ガン見するような男が誕生してしまうくらいの魔力が、BLにはあるんです。

ことり野デス子の『フダンシ革命』は、「腐男子とはなにか?」をわかりやすく描いたギャグ漫画です。
主人公の渋谷智也はBL好きなわけでもなくオタクでもない、可愛い女の子大好きな高校二年生。
そんな彼の元に、BLが好きな「モエネコ」という謎の生物がやってきます。
モエネコは「萌え」が食料で、特にBLを愛しています。

「萌えとは対象への好意…しかし! 好きだけにおさまらない感情の爆発…! 私の身体を草木が芽ぶくように満たしてくれるもの…私にとって萌えとは生きる力なのだ!」

キャーカッコイー! ……ってなるのは萌え文化を知っているオタク。
そうじゃない場合は大抵「へー…?」となります。これは仕方ない。
渋谷くんはそういうのが分からないので、やはり訪ねます。
「モエネコって…男が好きなのか!?」
自分も何度聞かれたことか。違うから。そこじゃないから。

BLはやはりマンガや小説がメインストリームですが、あくまでも求めているものはファンタジー。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。アニメ・マンガ系のムックを作ったり、雑誌連載したり、かわいい女の子の出てくるマンガを収集したりする、オーケン大好きな人。なぜかビジネス書も数冊出してます。アイマスは亜美派、艦これは那智派。
ツイッター/@tamagomago
ブログ/たまごまごごはん

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