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馳浩のことは嫌いになっても、プロレスのことは嫌いにならなかった山田邦子

2014年2月26日 11時00分 ライター情報:寺西ジャジューカ

「KAMINOGE vol.27」東邦出版
表紙の中邑真輔に対しては、「電気あんまみたいな動き」と拒否反応を示している山田邦子。

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世の流れがこんな時期に、野暮だとは思う。私が思春期の頃、およそ20年くらい前。タモリとウッチャンナンチャンと山田邦子は、「コイツを“面白い”と言ってたらヤバい」とキメウチされる芸人の3大巨頭だった。
人間性の変容、立ち位置の変化、世相等が働き、現在の彼ら彼女らの評価は一変している。しかしあの頃、この3組は本気でつまらなかったと思う。記憶を捏造していなければ、同世代の人たちは頷いてくれるはずだ。

特に、山田邦子に対する当たりは強烈だった。毎年、好感度調査で女性タレント1位の座をゲットする彼女に対し、「私は信じられない」と激烈な異を唱えていたナンシー関。
いや。そんなオピニオンが無くても、多くの人はアレルギーを覚えていた。フジテレビ水曜21時という素敵過ぎる時間帯を独占する『やまだかつてないテレビ』は、アンチから見ると「いい男(阿部寛、東幹久ら)を集め、山田邦子が女王様気分でいる番組」でしかなかった。

長年、プロレスファンの間で美談として語られているエピソードを紹介したい。『ギブUPまで待てない!!』という番組を、ご存知だろうか?
「ストロングスタイル」を標榜する新日本プロレスだったが、視聴率低迷を機に妙なテコ入れが決行された。それは、プロレス中継のバラエティ化。メインパーソナリティには、山田邦子が据えられる。結果、放送時間の多くをタレントのトークが占めるように。当然、プロレスファンからは反感を買ってしまう。
この時期である。同番組のゲストとして、デビュー間もない馳浩が登場。その日、プロレスを理解していない山田から「血はすぐ止まるんですか?」という質問が馳へ飛んだ。反射的に「つまんないこと聞くなよ!」と激昂する馳。このやり取りを観た多くのプロレス者は、溜飲を下げる……という、半ば伝説となったエピソードが存在するのだ。

確認してみよう。ネットで「山田邦子」「馳浩」を検索していただきたい。
では問題のくだりを、以下に再現したいと思います。

山田 控室では、やっぱり、あの……、血なんかはすぐに止まるものなんですか、選手っていうのは……?(オドオド)
 つまんない話聞くなよ。
山田 あっ……。(ビクッ!)
 止まるわけないだろ!
山田 止まらないですよねぇ? そうなんです……(ビクビク)

随分、印象が違う。終始へりくだる山田と、唐突に逆鱗に触れられてしまったかのような馳。無論、両者に言い分があるだろう。

ライター情報

寺西ジャジューカ

1978年生まれ。ブライアン・ジョーンズとビートたけしと前田日明と大江慎也と有吉弘行と篠田麻里子が好きです。ブライアン・ジョーンズと菅井きんと誕生日が一緒。

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