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カラス料理、パイナップルラーメン、タモリ論まで食べつくす。第18回文学フリマで見つけた噂のすごい本

2014年5月16日 10時00分 ライター情報:近藤正高

第18回文学フリマでのエキレビライターの“収穫”
左から『CROW'S』『別腹』『誠壱のタモリ論2』『関西ソーカル』

[拡大写真]

2014年5月5日、東京流通センターにて「第18回文学フリマ」が開催された。当日は朝から小雨がちらつく天気だったものの、会場には一日中客足が絶えなかった。私の見たところ、大学生など若い参加者がいつにも増して多かったような気がする。

さて、エキレビでは文学フリマ開催のたびに、各ライターが会場で入手したなかから一推しの本を紹介している。ただ今回は、コミティアと日にちが重なったこともあってか、ライター陣がそろわず、残念ながらこの企画に参加するのは私も含めて2人だけとなってしまった。それでも、紹介する本はいずれも自信をもっておすすめするものばかり。今回の文フリには行けなかった人も、ぜひ次回行かれる際の参考にしていただければ幸いです(以下、紹介文にはそれぞれ冒頭に本のタイトルと、カッコ内に販売していたサークルの名前を示した)。

■『CROW'S(クロース)vol.1』(カラス友の会
美女とカラスの表紙に目を奪われて手に取ったカラス愛好マガジン。表紙の美女は福山理子さん……って、初代ミニスカポリスじゃんか! 彼女がカラス(本物)と戯れる巻頭カラーなどありつつ、カラスの飼育日記やエッセイなどカラスにまつわる記事が続く。なかでも目を引くのは、蓼科高原までカラス料理を食べに行くレポートだ。表紙に「創刊号」とあるので、今後も刊行され続けるよう応援したいな。あとカラス食べたい。
(推薦者:とみさわ昭仁)

私も、この本をおすすめしたかったのだけれども、とみさわさんとかぶってしまった。自分の場合、会場で持って歩いている人をたまたま見かけて、「あの本はいったい何だ!?」と気になり(だって、美女がカラスを腕に乗せてる表紙なんて、どうしたって気になるじゃありませんか)、即座にブースへ買いに走ったのだった。『CROW'S』の企画ではほかに、芸人・野良武士さんのカラスの飼育日記というのもあって、続きが非常に気になるので、私からもぜひ、次号以降の刊行を期待しております!

■『別腹 VOL.7』(西荻パラソル日和
『CROW'S』でカラス料理がとりあげられていたのもそうだが、文学フリマで売られている本にはなぜか食べ物に関するものが目立つ。「すきま文芸誌」と銘打った『別腹』の最新第7号でも「食」の特集が組まれていた(発行・編集人は歌人のイイダアリコさん)。
そこではたとえば、“素浪人歌人”の佐藤りえさんの「食と短歌の考現学」と題するアンソロジーが収録されている。

ライター情報

近藤正高

ライター。1976年生まれ。エキレビ!では歴史・科学からドラマ・アイドルまで手広く執筆。著書に『タモリと戦後ニッポン』(講談社現代新書)など。愛知県在住。

URL:Culture Vulture

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