「雄叫びや喘ぎ声の中にある言霊を探り当てようとしていきます」
桑田佳祐の言葉だ。
9月10日発売の「週刊文春」(9月18日号)が、全21ページのサザンオールスターズ大特集。

特集の内容は以下の通り。

巻頭カラーグラビア「原色“美団”図鑑」メンバー全員を特別撮り下ろし。

桑田佳祐が新曲『東京VICTORY』、闘病生活、家族について語る30日間独占密着。

伊集院静の連載「悩むが花」は、桑田佳祐が4つの悩みを相談。「究極のエロソングを作りたいと妄想していますが……」

わが愛しのサザンオールスターズ。読者700人が選んだ「この一曲」は、やはりあの名曲が最多得票。


作家の角田光代の寄稿は、高校時代(と大人になって行った)のライブへの思い。
思想家内田樹は、サザンオールスターズで最初に聞いた曲「女呼んでブギ」の「女呼んでもんで抱いていい気持ち」という歌詞について、“桑田佳祐の天才性は「もんで」という動詞をこの文脈に持ってきたことにあります”と熱く記す。

1978年にデビューして、35年以上第一線の現場で活動してきたサザンオールスターズ。“ガンになって「ああ、これで歌うのはおしまいかな」と思った”と語るが、同時に「ポピュラリティを得ることに生きる値打ちを賭けている、それくらいの気持ちがありますよ」とも語る。

「週刊文春」でこんなふうにポップシンガーの大特集が組まれるのは珍しいのではないか。
サザンファンは、要チェックです。

(米光一成)