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これは事件だ。ただちに「ど根性ガエルの娘」を読むべし

2017年1月21日 10時00分 ライター情報:青柳美帆子
大変なことが起こった。
「ど根性ガエルの娘」というマンガが、Web雑誌「ヤングアニマルDensi」(白泉社)で連載中だ。このマンガの作者は、超有名なギャグマンガ「ど根性ガエル」の吉沢やすみの、実の娘・大月悠祐子だ。他の代表作は「ギャラクシーエンジェル」など。ふんわりとした、萌え要素もあるかわいらしい絵柄だ。
最新15話が1月20日に公開。それがもう、すごいことになっている。
大月悠祐子「ど根性ガエルの娘」がやばい。今すぐ読みに行くべし。

もっと詳しく話す前に、作品の紹介


「お父さんは大ヒット漫画家で、家族をめちゃくちゃにした人。」

「ど根性ガエルの娘」は、吉沢家──父と、娘と、家族の物語だ。吉沢やすみは、20歳で描いた「ど根性ガエル」が爆発的ヒット。好きな女性と結婚し、子宝にも恵まれた。しかし連載終了後、深刻なスランプに陥る。ヒット作に恵まれなかった彼は、パチンコや麻雀にのめりこんでいく。みるみるうちに減っていく貯金。
そして昭和57年、13本の原稿を落として、吉沢やすみは失踪する──。

Webで無料公開している1話は、このようなモノローグで〆られている。
「この漫画で私は 一度はどん底に落ち……… そして再生した 父と 家族の話を 描こうと思う」

地獄と呪いの蓋が開く


本作は、「週刊アスキー」(KADOKAWA)で2015年7月に連載開始。16年1月アップの10話で連載終了し、6月に「ヤングアニマルDensi」に移籍、11月から連載を再開した。

1話から7話までの本作は、「感動の家族の再生ストーリー」だ。破滅的な父親と、それに翻弄される家族。時にシリアス、時にコミカル、時にちょっと泣けたりして。紆余曲折あって、今はみんな幸せ。家族の愛って感動的だね!
……でもいいの〜、本当にそれで?

8話から、かわいらしい絵はそのままに、薄暗い方向へとエンジンがかかっていく。そして1月20日更新の15話で、地獄と呪いの蓋が開いた。

これまで「ど根性ガエルの娘」を読んだことがない方は、まず1話をピュアな気持ちで読んでほしい。それから、最新15話を開こう。
1話をもう1回読みたくなるはず。
無料で公開しているのは、1話、6話、13〜15話。その他の話は電子コミックスに収録されている。15話にヤラれた人は、コミックス1〜2巻を購入するべし! どんどんすごいことになっていくさまを追いかけられる。
ついでに、「田中圭一のペンと箸」第8話、吉沢やすみの息子回を読むと、すべての伏線が回収される。
(青柳美帆子)

ど根性ガエルの娘 Web連載ページ(ヤングアニマルDensi)
「ど根性ガエルの娘」白泉社e-netページ
「ど根性ガエルの娘」 1巻(Kindle版)2巻

ライター情報

青柳美帆子

フリーライター。1990年(平成2年)生まれ。オタクカルチャー・イベントレポ・明るいエロス・少女革命ウテナなどを中心に執筆しています。

URL:青柳美帆子のまとめ

コメント 3

  • 匿名さん 通報

    何を「今さら?」と言ってるのか知らないけど、ここで「事件」と言っていることは、吉沢やすみが荒れてた云々をセンセーショナルに伝えてること、ではないことくらいは読解出来てるんだよな?

    10
  • 匿名さん 通報

    今さら? この話はかなり有名なはずだけど

    5
  • 匿名さん 通報

    奇しくも昨年こち亀連載終了時に、これが一番最初に読み切りで掲載された40年前の号の表紙がこの人の後継新連載だったな、読んでいたはずだが失礼ながらまるで記憶に無し…。

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