大事なものとか作っちゃうと、いろいろしんどくなるから。

洸が前回、双葉に言った言葉。
それでも学校では友達と仲良く接する洸。
洸はどんな悩みを抱えているのか。

双葉「でもこれから、もうそんなこと言わせないぐらい、うちらが巻き込めば良いんだよ!」

双葉のキリッとした横顔を見た悠里は、双葉がキレイになったと思います。
実は今日の双葉、化粧をしてきたと言って、唇にグロスを塗っていました。
女の子は好きな人のために少しでもかわいくなりたい、かわいくみせたいって思うんですよ。

でも…お化粧のせいだけじゃない気がする。

そう、恋をすると女の子はキレイになるんです!
恋する女は強くて、キレイ。テレビアニメ「アオハライド」のPAGE.9、第9話です。

洸の小悪魔的なドキドキ行動、そして双葉と悠里は果たしてどんなアプローチをするのか、
見どころを追っていきます。


■双葉の化粧に気づいた洸。指が双葉の唇に触れる…!

昼休み、洸は双葉の顔の変化に気づきました。
「なんかお前、顔ちがくね?」
双葉「少し…化粧してる」(洸のために)

ちょっとした変化に気づく洸、さすがです。

女の子は「髪、切った?」とか「ちょっと痩せた?」(ここで太った?というのはダメ)とか、
自分の変化を男の子に気づかれると嬉しいですね。
だって、自分をよく見てくれてるってことじゃん!

小湊「化粧っ気のなかったヤツが化粧をはじめる理由。それは…恋だな!
洸、お前もなんか言ってやれ!」
「吉岡のくせに生意気だ」

双葉は化粧に関してはノーコメントだ…と残念に思っていると、
洸は双葉に近寄り、指で双葉のくちびるからグロスをぬぐいます。
「似合わない」

しょっぱなから、なんというーーーーー!
指で唇を触るってさ、なんかさ、ダメだよ。反則すぎる!
双葉は顔を真っ赤にし、洸の態度にいらだちますが、
それを見ていた悠里は落ち込んでしまいます。

そうだよね。
いまの行動、自分の好きな人が他の子にしていたら悲しいよなあ……。
ふたりは完全にデキてるみたいに見えるからね。

悠里はひとり、ベンチに座って考え事をしていました。
さっきの洸の行動を思い出します。

「なんか…もう…。ふたりは…もう…」

そこへ田中先生がやってきて、悠里に声をかけます。

ここはアニメオリジナルのシーン。
ふたりが洸のテストの成績が悪かった話などをしたことで、
悠里は双葉に洸のことを助けよう、というメールを送ります。
悠里の洸に対する思いが描かれていて、いいですね。


■洸の家で勉強会。洸が双葉と小湊に嫉妬?!

中間テストの成績が悪かったことで、留年するかもしれない洸。
週末、洸の家に勉強会をやろうということで押し掛けます。


双葉、悠里、小湊くんは完全に洸のため、と思っていますが、
修子は田中先生が洸を心配しているからやるという感じもありますけどね。
そこがかわいいのでヨシ、とします。

急に家に来られた洸はまったくやる気が起きず、ベッドに転がったまま…。

双葉の隣には小湊くんが座っていて、ふたりはお菓子を食べながら楽しそうに勉強。
双葉が小湊くんに近づき、話をしていると…。
洸の手がお菓子の袋にのびて、ふたりの間をさえぎります。

お菓子を取って起き上がった洸は、小湊をのけて双葉の隣に座ります。

おおおお、ちょっと嫉妬じゃん?これは。
悠里はそれに気づいてまたもや落ち込みつつも、違うお菓子を洸に差し出します。
これは私もいるのよ、という洸へのアピールです。
またもや原作にはないちょっとしたシーンを入れることで、悠里の好きな人でもあることを強調してくれています。


■上目遣いの小悪魔セリフ、きた!!

みんなが得意科目を教えてくれるということで、洸は双葉に得意科目を聞きます。

「じゃあそれ、教えてよ。センセ」

上目遣いでこのセリフ……。なんて子…!
はっきりいって、小悪魔です!

「なんかバカにされてる気もするけど……。
キュンとくるのはなぜ?!
私がヘンタイだから?!」

双葉も真っ赤になって焦ります。ヘンタイじゃなくてもさ、キュンとくるよ。これ。
正直、ここまできたらノックアウトされているのは…
双葉ではなく、悠里でした。

「馬渕くん!みんなの分のグラス、持ってきてもらっていいかな?」

双葉と洸のいちゃつき(端からみたら)に耐えかねた悠里。
ふたりを離そうとした結果ですね。ううう、辛い…。
好きな人と一緒に勉強会って、楽しいはずだったのにね。


■なんとか洸と二人で話したかった悠里

席を立った洸の後を悠里は追いかけます。
なんとか洸と話したいんですよ。健気すぎる……。

洸はグラスを洗っていたので、悠里は手伝うことにします。
そして思いつめた悠里は聞いてしまいます。

悠里「馬渕くんてさ…、双葉ちゃんのこと、好き…なの…?」
「ん?何?水の音で聞こえなかった」

自分から言葉に出して聞いたものの、
「もしも双葉ちゃんを好きって認めたらどうしよう…」
と思ってしまい、もう一度聞くのをやめました。

そうだよ、聞いたってどうしようもない。
自分はどっちにしろ好きなんだし、そもそも相手が本当のことを言うとも限らない。
聞いてどうするのか、でも気になるから聞きたい。
わかるけど……!そんな質問してはいけませんっ。
いずれにしろ、自分が良かったって思う結果にはならないんだから。

そのとき、悠里は買い物袋を蹴ってしまい、野菜を転がしてしまいます。
隣の部屋へ転がったじゃがいもを拾いに行くと…行動が止まります。
悠里が洸を見つめると、洸も悠里を見つめます。

ふたりが遅い事に気づいた双葉がふたりのもとへ行くと、悠里の様子がおかしいことに気づきます。

双葉「洸となんかあった……?」
悠里「何にもないよ」
───なんにもないって雰囲気じゃないじゃん…!」

んんん?双葉優勢だと思っていたところに、新展開ですかね?!
悠里だって洸が好きなんだから、アプローチしていいわけですしね。
お互い頑張って恨みっこなし、なんだから。
双葉もぼんやりしていられない!
(小林美姫)