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ネット大騒ぎ。収録中止「おそ松さん」“幻の第1話”を徹底的に振り返ってみた

2015年11月6日 09時50分 ライター情報:大山くまお
豪華声優陣の共演と過剰なパロディ、常軌を逸した下ネタの連発などのアナーキーなギャグで大きな話題を呼んでいる赤塚不二夫原作のアニメ『おそ松さん』
「おそ松さん 第一松」DVD/エイベックス・ピクチャーズ

いろいろな意味でハラハラしながら成り行きを見守っていた視聴者も多いことと思うが、11月5日に衝撃のニュースが飛び込んできた。
Blu-ray&DVDパッケージ『おそ松さん』 第一松 収録内容変更のお知らせ
1月29日に発売予定の『おそ松さん』第一松に収録予定の第1話「復活!おそ松くん」を
製作委員会の判断により、未収録とさせていただく事になりました。また、変更後の収録内容は、下記の通りとなります。
・完全新作アニメーション
・第2話
・第3話


なんと、第1話「復活!おそ松くん」がBlu-ray&DVDに収録されないことが決定したのだ。また、各サイトで現在配信中の第1話も11月12日をもって配信終了となる。

第1話が文字通り「幻の第1話」になりそうとのことで、ネットを中心に大騒ぎになっているのだが、はたして一体どんなエピソードだったのか? あらためて検証してみたい。

いきなり昭和風のモノクロ画面でスタート


「ふっかつ おそ松くん」
いきなりモノクロの画面でスタートした『おそ松さん』。「?」となる間もなく、物語はモノクロのまま進む。画面も音声もノイズ混じり、コマ数も省略されているようで動きはカクカク。ご丁寧なことに、画面サイズはアナログ放送時代の4:3になっている。なお、アニメ『おそ松くん』第1作は1966年に放送されたモノクロ作品だった。

「赤塚不二夫生誕80周年で、僕たち六つ子のアニメがまた復活するんだって!」と高らかに告げる長兄・おそ松。しかし、三男・チョロ松は自分たちのような昭和のアニメがいまさら人気が出るのか心配そうだ。

そんなチョロ松の心配を吹き飛ばすべく、おそ松たちは昭和のギャグを連発する。「非常にキビシー!」(財津一郎)、「どうもすみません」(林家三平)、「ガチョーン」(谷啓)、「お呼びでない」(植木等)。

そこへフランス帰りの男・イヤミがやってきて、これも昭和を代表する持ちギャグ「シェー!」を披露。さらには、チビ太、トト子、デカパン、ダヨーン、ハタ坊も登場し、メンバー全員揃って復活の喜びにむせび泣く。

しかし、彼らの「昭和顔」を見て心配するチョロ松に、おそ松が「いい作戦がある」と耳打ち。ここまで約2分50秒、ずっとモノクロのまま、アニメの中で自分たちのアニメについて語り続けるというメタフィクションをやりきっている。

ライター情報

大山くまお

ライター。著書に『野原ひろしの名言』『野原ひろしの超名言』(双葉社)、『名言力』(ソフトバンク新書)、『中日ドラゴンズあるある』(TOブックス)など。

URL:Fire Stone and Water

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