上島「この映画をご覧になる、あなたのハートに〜」
全員「チェックメイト!!」

「有吉から3000円で買った」ダチョウ倶楽部の伝説ギャグ10年ぶりに「完全なるチェックメイト」
「そんなあなたに〜」「「「チェックメイト!!」」」

21日、銀座にて映画『完全なるチェックメイト』の公開直前イベントが行われ、ダチョウ倶楽部の3人が登場。映画にちなみに、伝説のギャグ「そんなお前にチェックメイト」を全力で披露した。
……ん?そんなギャグあったっけ……?

「有吉から3000円で買った」


お茶の間にあんまり浸透しているとは言いがたいこのギャグ。別に封印していたわけではなく、「やった回数は多いんだけどカットされてる。去年ぐらいに関ジャニの番組でやって失笑されたのが最後」(肥後)という悲しい代物。今日はたっぷりご覧いただきましょう。



ギャグが生まれたのは10年以上前。上島竜兵とマネージャーが食事をした際、その場のノリで小皿を将棋の駒のように交互に置いたあと、「王手!!」と叫んだのがきっかけ。

上島「これはイケるなと思ったんですよ。そのあと、有吉と一緒に飲みまして、その話をしたら、“それ上島さん、王手よりも、チェックメイトのほうが語呂がいいですよ”と。ありがとう!っつって、3000円払いました
「有吉から3000円で買った」ダチョウ倶楽部の伝説ギャグ10年ぶりに「完全なるチェックメイト」
寺門「あ!あ!あの人!」上島「あなたその洋服!チェックの柄ですね!あなたに〜」全員「チェックメイト!!」

上島竜兵は過去にもインスタントジョンソンゆうぞうに彼の持ちギャグ「おつかれちゃ〜ん」を売ってくれと懇願したことがある。有吉弘行から買い取ったギャグだったとは。

映画のタイトルに引っ掛けて、10年ぶりに陽の目を見たこのギャグ。しかし上島本人も「いまいち使いかたがわからない」と手探り状態。最後は寺門が「チェック柄のシャツの人に向けてやったらいい」と、ニッチな活路を見出していた。実際、取材陣チェックシャツだらけでした。

「上島さんにとってギャグとは?」


2015年はダチョウ倶楽部は結成30周年のアニバーサリー・イヤー。浮き沈みの激しい芸能界で、30年生き残る秘訣を「そもそも浮かない」「現状維持」と語る3人。今年を振り返ると、何かと「キス」のくだりが多かったそう。今後キスしたい人は?

肥後「猪木さんいったら?ケンカしてチューしてビンタされるの」
上島「ケンカしてチューして……って、その前にビンタされるんじゃないの。猪木さん、意外と段取り弱いもんな(笑)」
寺門「意味がわかんないかも(笑)」
肥後「あ!来年の干支は猿だから猿にすればいいんじゃない?」
上島「いやいや、ニホンザルは目が合ったら怖いからね
「有吉から3000円で買った」ダチョウ倶楽部の伝説ギャグ10年ぶりに「完全なるチェックメイト」
ちなみにこっちはお馴染みの「ヤ〜!」。チェックメイトとは手の形が違うのが、おわかりいただけただろうか……。

会見の終わりには記者から「上島さんにとって、ギャグとはなんですか?」という質問が。「出たよ!」「テロップが流れるぞ」と囃し立てる2人、うっすら涙目の上島さんが絞り出した答えは……

上島「人前で……面白いことをやって……ウケること」

「辞典に書いてあるやつじゃなくて」「そういうのはね、理解できない事を言う方がね、人は感動しちゃうんだよ」とダメ出しされて、もう1回。

記者「上島さんにとって、ギャグとはなんですか?」
上島「……キムチのようなもの」
記者「その心は…?」
上島「……ハズしたら、キムチみたいに、真っ赤になって照れるでしょう……(記者に)お前さっきから何だ!」

寺門、語る語る


映画『完全なるチェックメイト』の舞台は、米ソ冷戦時代の1972年に開催されたチェス世界王者決定戦。米代表のボビー・フィッシャーは、輝かしい経歴を持つ天才ながら、極度の自信家で行動は予測不能で、その奇行はモーツァルトに例えられるほど。対するのはソ連代表の王者スパンスキー。映画では世紀の一戦で生まれた<神の一手>の真実を描く。ボビーを演じるのはトビー・マグワイア。監督は『ラスト サムライ』『ブラック・ダイヤモンド』のエドワーズ・ズウィックだ。

事前に映画を観たダチョウ倶楽部は感想を聞かれ、誰が最初に感想を言うんだ、俺が言う、俺が言う、じゃ俺が、どうぞどうぞのくだりを経て、上島さんから教えてくれました。

上島「芸人の世界でも天才はいますけど、とにかく天才ってのはスゴイんだなと」
肥後「チェスってあまりルールわからないんですど、面白かった〜。70年代のファッションとか街の風景もいいね。馬鹿みたいにデカいアメ車とかね」
寺門「プレッシャーがかかった人間は、どういう行動を起こし、どうなるのか。ラグビーの五郎丸さんが絶対いれなきゃいけないとこでいれるとか、フィギュアの羽生くんが最高得点をとるとかね。(この映画は)冷戦時代に国と国、お互いアメリカとロシアを背負って、チェスを打ったらどういう状態になるのかってのがスゴイ出てるんです。ホントの対決ってのが、じっくりこう、見れる。あと、見る側のプレッシャーさえも、それが本人にどうなのかとか、いろんなのが詰まってて、竜ちゃんが追い込まれて言うギャグのパターンと似てるっていうか、人間って追い込まれるとこうなるのかとか、そういう自分にとってこれから大きい対決があるときに、こういうことがあるかもしれないから観といたほうがいいとか、いろんなのがあって、人生のチェックメイトって意味も入ってるので、ぜひともこの映画を見てもらって、参考にしてほしい!」
上島「はい、3分15秒話しました

映画『完全なるチェックメイト』は、12月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他で全国順次公開です。
「有吉から3000円で買った」ダチョウ倶楽部の伝説ギャグ10年ぶりに「完全なるチェックメイト」
『完全なるチェックメイト』12月25日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開
(c)2014 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserverd. Photo Credit:Tony Rivetti Jr.
配給:ギャガ

(井上マサキ)
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