石原慎太郎「女装タレントの流行は世の中が狂ってきた証なのか」と発言し批判殺到
石原慎太郎 公式Twitterより。

過激な発言で知られる作家の石原慎太郎さんが、8月2日に自身のTwitterを更新。女装タレントが多くテレビ出演していることへの疑問を呟き、ネット上で物議を醸している。


「女装タレント」否定発言にバッシングの嵐


女装タレントといえば、マツコ・デラックスさんやミッツ・マングローブさんなど、バラエティ番組に数多く登場する。“オネエ系”と括られることもあり、個性的なキャラクターや毒舌発言で人気を呼んでいる。

しかし、石原さんはTwitterで「最近、女装した男のテレビタレントが大流行だが、あれは一体どう言うことなのだろうか。さっぱり訳が分からない。世の中が衰退し、何でもありと狂ってきた証なのだろうか」と投稿した。


石原さんのツイートに対して、ネット上では「偏見や差別を助長する発言は控えたほうが良いのでは?」「個人的な嫌悪感を『世の中が狂ってる』と主語を大きくしてすり替えるの、カッコ悪いですよ」「自分が理解できないものを狂ってると結論づけてしまうのは、一体どういうことなのだろうか」と批判が相次ぐことに。
他にも「美輪明宏やカルーセル麻紀だっているんだし、今さらでしょ」と、女装タレントは昔からいたと反論する意見も上がっている。


女装は日本の伝統という指摘も


また、女装は日本の伝統だという意見もあった。
「時代が時代なら、男子だって化粧はしたし雅な衣装に身を包んでいました」
「江戸時代から続いている日本の伝統芸能の歌舞伎に、男が女装して演じる役者さんがいるのを知りませんか?」
「ヤマトタケルは女装して敵を倒したんですが…」

高須クリニックの高須克弥院長も「石原慎太郎先生、釈迦に説法でしょうが、歌舞伎の華は女形ですぜ。僕は百花繚乱の元禄時代が甦ってきたら嬉しいです。女装している諸君の多くの肉体はアスリートで心は硬派ですよ」と反論。さらに「女装男子の真の姿」として、女装パフォーマー・レディビアードさんを起用した「高須クリニック」のCM動画を紹介している。



オーストラリア出身のレディビアードさんは格闘家としての一面を持ち、たくましい体つきが特徴。しかし「ヒゲ女装パフォーマー」として露出の多い女性ファッションに身を包み、ヒゲや胸毛などの体毛を見せつけるような格好をしている。バラエティ番組やCMで活躍しているほか、今年1月には町田市の成人式にゲスト出演。現在も「女装」文化は刻々と進化を遂げ、さらなる人気を集めているようだ。

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